VXX as “Options”

発行日:2017年03月13日

「マトリックス2」に含まれるシンボル(VXX/VIXY/VIIX/TVIX/UVXY/VXZ/VIXM/VIIZ/TVIZ)の「数値」についてオプションの知識のある方向けに特に「新型オプション」という言葉を使って説明しました。最近では“オプション”という言葉をほとんど使わなくなりましたが、“オプション”をデリバティブの概念を代表する言葉として扱っています。

会計学のキャッシュフローについての基礎的で非常に重要なことについて述べます。
「ナンバーオペレーション」の背景には様々な深い内容があることを知ってほしいと思います。これまで数学的な“フォーミュラ”とその活用なやや難解な話が続きましたので、ここで、もう一度基礎的な話に戻ります。すでにご存知の方も時々基礎的なことを振り返って思い出してください。

そこで、「マトリックス2」を代表するシンボルVXXを例にお話しします。
VXXは2009年に開発されたインストルメント(商品)で数学的概念を基にVIXF(1)、VIXF(2)それぞれの「数値」とVIXF(2)^VIXF(1)の「価値」を加工して作られた「数値」です。工学的な技術によって加工され制度としては株式と同じように設計され証券取引所に上場し取引されるようになりました。しかし、そのような応用数学的(工学的)技術によって作られた制度上の“株式”は一般の企業の発行する株式とは本質的に異なるので私はそれを株式とは呼ばず“インストルメント”と呼んでいます。

また、VXXは平均株価、あるいはある特定のセクターの平均株価、債券価格、通貨レート、商品価格など連動したETFとも本質的に異なるので、私はそれをETFとも呼びません。

VXXは上述の通り数学的概念を基に工学的技術によって人工的に作られた「数値」に過ぎないのです。

さて、私はVXXそのものがオプションと同じだと見なしています。確かに、VXXは制度上の形としては“株式”と同じ仕組みで“株式”と同じように取引できます。しかし、「ナンバーオペレーション」ではVXXそのものがオプションだとみなすことができます。

米国の制度上の一般に知られる上場株式オプションについても同じことが言えますが、オプションの最大の特徴はそれがキャッシュフローを生む点です。オプションをご存知の方は、例えば、
「ABC 2017年4月限20コール」あるいは「ABC 2017年4月限20プット」というような形を想像すると思います。しかし、それはオプションの本質ではありません。オプションの原型は以下の図が示す「スワップ取引」です。「スワップ取引」とは2者間において条件を交換する契約取引を意味します。

上の図はPayer(キャッシュの出し手)とPayee(キャッシュの受け手)の間の契約を表しています。二者間で契約が交わされ一方がキャッシュを受け取り、もう一方は提示された条件の履行を約束します。上記の例では、「ABC 2017年4月限20コール」や「ABC 2017年4月限20プット」が条件に該当します。

「ABC 2017年4月限20コール」や「ABC 2017年4月限20プット」の代わりに“VXX-10”を当てはめたらどうでしょうか? PayeeはVXX10ユニットPayerに差し出し、いつでも引き受ける(買い戻す)ことを約束し、その代わりに、Payerからキャッシュを受け取る。

“VXX-10”のオペレーションはキャッシュフローを生みます。それは上記のような「スワップ取引」と仕組み上変わりません。さらに、VXXは通常の企業の発行する株式や一般のETFの類のものとは本質的に違います。そこで、私はそれを説明目的で「新型オプション」と呼んでいました。

「マトリックス2」に含まれたVXX以外の他のシンボルの“インストルメント”についても同じです。

VIXO(=VIXオプション)同様に、VXXを始めとする「マトリックス」の“インストルメント”を扱ったオペレーションを実行するのにオプションをあらためて学習する必要はありません。しかし、以上の背景を知っておくと「ナンバーオペレーション」によって誰でもキャッシュを作ることができる“からくり”が見えると思います。

「オプションの最大の特徴はそれがキャッシュフローを生む点です。」と述べました。
キャッシュフローとは現金の流れを意味する会計学上の用語です。
会計学はキャッシュを扱う上で非常に重要な学問の体系であり、「ナンバーオペレーション」にとってそれはある種の技術です。お時間がある時に、会計学に関する小冊子を読まれることをお勧めしたいと思います。会計学が“儲け”や“利益”の概念を教えてくれます。

また、「ナンバーオペレーション」ではキャッシュをCASHというシンボルのもう一つの「価値」
(”数“)として扱いいます。

「ナンバーオペレーション」では上述の内容を理解するだけでも誰もがお金が稼げるということが分かると思います。

「ナンバーオペレーション」では“数”(「数値」や「価値」)の加工によってCASHを生みしています。“数”は多くあるほど良いのです。だから120個もの「数値」や「価値」を扱っています。

以下は3・10現在の「マトリックス1」、「マトリックス2」及び「レクタングル」です。(「数値」と「価値」を色分けしないで表してみました。皆さんはそれらを判別できるはずです。それらを共に”数”として扱います。)

VIXF(1) VIXF(2) VIXF(3) VIXF(4) VIXF(5) VIXF(6)
MAR APR MAY JUN JUL AUG
VIXF(6) AUG 16.80
VIXF(5) JUL 16.40 0.40
VIXF(4) JUN 15.75 0.65 1.05
VIXF(3) MAY 15.15 0.60 1.25 1.65
VIXF(2) APR 14.15 1.00 1.60 2.25 2.65
VIXF(1) MAR 12.55 1.60 2.60 3.20 3.85 4.25
VXX VIXY VIIX TVIX UVXY VXZ VIXM VIIZ TVIZ
TVIZ 4.94
VIIZ 9.92 -4.98
VIXM 34.49 -24.57 -29.55
VXZ 28.45 6.04 -18.53 -23.51
UVXY 18.90 9.55 15.59 -8.98 -13.96
TVIX 4.13 14.77 24.32 30.36 5.79 0.81
VIIX 5.75 -1.62 13.15 22.70 28.74 4.17 -0.81
VIXY 14.18 -8.43 -10.05 4.72 14.27 20.31 -4.26 -9.24
VXX 17.01 -2.83 -11.26 -12.88 1.89 11.44 17.48 -7.09 -12.07
VXX VIXY VIIX TVIX UVXY VXZ VIXM VIIZ TVIZ
VIXF(6) 0.21 -2.62 -11.05 -12.67 2.10 11.65 17.69 -6.88 -11.86
VIXF(5) 0.61 -2.22 -10.65 -12.27 2.50 12.05 18.09 -6.48 -11.46
VIXF(4) 1.26 -1.57 -10.00 -11.62 3.15 12.70 18.74 -5.83 -10.81
VIXF(3) 1.86 -0.97 -9.40 -11.02 3.75 13.30 19.34 -5.23 -10.21
VIXF(2) 2.86 0.03 -8.40 -10.02 4.75 14.30 20.34 -4.23 -9.21
VIXF(1) 4.46 1.63 -6.80 -8.42 6.35 15.90 21.94 -2.63 -7.61