“volatility spike”, again

発行日:2015年07月01日

前日に引き続き“ボラティリティ・スパイク”について述べます。
“ボラティリティ・スパイク”について以下のことを述べました。
「低い水準にあったボラティリティが短期間でジャンプするように大幅に増加する現象を“ボラティリティ・スパイク”といいます。金融マーケット参加の間に不安が走ったときに見られる現象です。それは平均株価のオプションボラティリティにおいて顕著で、他の多くの個別株銘柄のオプションにも波及するのがみられます。」

昨日(米国時間6/29)米平均株価を表す指標S&P500のオプションボラティリティは先週末の水準14ポイント前後から18ポイント台まで1日で大きく跳ね上がりました。1日で4ポイントも平均株価のオプションボラティリティ(すなわち株式オプションの平均ボラティリティ)がジャンプするような現象はまさに“ボラティリティ・スパイク”と呼んでいいと思います。このような状況では株式マーケットにおいてさまざまなネガティブな情報が飛び交います。そして、平均株価が急落している中で投資家は不安に襲われていることでしょう。

皆さんにはいっしょになって不安に駆られることのないようにしてほしいと思います。
上記のボラティリティに関する既述は平均株価と平均ボラティリティについてのものです。実際のところ、私が現在扱っている株式オプションはそのような出来事とあまり関係がないのです。例えば、私はボラティリティが100%を超えるような株式オプションを好んで扱っています。

現在米株式オプションマーケットで取引されているオプション銘柄の中でボラティリティの水準の最も高いものは200%を超えています。平均ボラティリティの10倍を超える水準です。そのような異常ともいえる高い水準のボラティリティを相手にしていると“ギリシャ危機”に伴うは平均ボラティリティの“スパイク”などあまり気にしないようになります。