volatility and virtual reality

発行日:2015年06月18日

オプションのもつ“凄まじい威力”について述べました。それを利用すればだれでも稼げます。そのような話を聞けばだれもがてっとり早く稼げる道を探ることでしょう。私が最も恐れているのはそのような“手っ取り早い道”に一直線に飛びつく姿勢です。そうなれば<オプション通信>においてこれまで述べてきた「仮想空間」、「仮想的現実」、「銀行の歴史」、「デリバティブズの本質」、「マネーの本質」といった話は退屈な御託にしか聞こえないかもしれません。

しかし、そのようなオプションで“稼ぐ”にはそのような“御託”が必要なのです。
“ボラティリティ”とは本質的に何かを理解するには「仮想空間」や「仮想的現実」を理解する必要があります。“稼ぐ”には「デリバティブズの本質」や「マネーの本質」の理解が欠かせません。さらい、“稼ぎ”として“稼いだ”マネーを活かすには「銀行の歴史」を知る必要があります。

さて、話を“ボラティリティ”に戻します。
オプションのもつ“凄まじい威力”の正体は“ボラティリティ”にあります。だから、技術的にはこの“ボラティリティ”の本質に迫る必要があります。オプションに詳しい人でもそのほとんどが“ボラティリティ”に知っていることはブラック=ショールズ・モデルに含まれるオプション価格を決める要素の一つだという程度です。いや、オプションに詳しい人ほどそのモデルによってボラティリティを知った気になっていると言っていいかもしれません。そのモデルは高度に数学的で美しいので学術的に知的レベルの高い人を惹きつける傾向にあります。

しかし、ボラティリティの本質はそのようなモデルとは関係のないところになります。
「仮想空間」や「仮想的現実」を理解することが“ボラティリティ”につながるのです。「仮想的現実」は現実離れしていると感じている人がいらっしゃるかもしれません。しかし、それについて深く理解するとそれこそが現実だと思えてくるでしょう。