virtual money and options

発行日:2015年07月29日

“creating money out of thin air”について述べました。
そこで今度は”virtual money“(「バーチャルマネー」)に言及したいと思います。これについて話は以前紹介しました。その前後に”virtual reality“(「仮想的現実」)に関してさまざまなことを述べました。話があちこちに飛散しましたが、少しずつパーツをつなげていきたいと思います。

そのような話とオプションの実践とどんな関係があるのかとなお訝しげに思われている方もいるでしょう。いずれマーケットと“マネー”についても深く入りこんでいきたいと思っています。このような話を続けていく中で皆さんにオプションへの興味を失ってほしくないのではじめに伝えていきます。オプションを“相場”(=“トレード”)の道具ではなく“マネー”を創出するしくみや装置として見えればこれまでと異なる世界が見えてきます。そのしくみはそれ自体完成されてメカニズムです。それを知ることが皆さんにとってオプションの実践の大きな部分を占めます。

”virtual money“の話に戻ります。
“virtual money”は日本語で「仮想通貨」と訳されています。この訳語には問題がありそうです。かつて問題となったビットコインを連想させるからです。言葉は物事を理解するのに良くも悪くも影響力をもっています。そこで日本語の「仮想通貨」という言葉を一度忘れてほしいのです。一方で、”virtual universe“(「仮想空間」)という言葉を思い出してください。日本語の訳語の「仮想空間」もまたミスリーディングな(=誤解を誘う)言葉だと思われます。そこで、それを「情報空間」という言葉に置き換えてみたいと思います。「情報空間」とは人間の脳の中にある概念が作り出した世界をいいます。それがvirtual universe“(「仮想空間」)です。

つまり、”virtual money“とは概念によって成り立っている”マネー“なのです。
私はこれこそが“マネー”の本質であろうと思います。だから、“creating money out of thin air”が現実として可能なのです。その“マネー”は私たちの現実の社会(←この場合、「物理的空間」を意味します。)においてさえ使えるという意味では本物です。

日本語の語感から「仮想」を「架空」と混同する人が多いようです。「仮想空間」とはフィクションの世界ではありません。実際に存在する世界なのです。