value
私は「通貨取引」の実践家ではありませんが、通貨の意味を考えたときそのような取引はある意味で興味深いと思っています。
「通貨取引」は「ある通貨を別のある通貨で買う」行為です。それぞれの通貨は別の通貨で値段がついて買うことができるのです。それは、すなわち、異なる2つ通貨の交換です。それは価値と価値の交換です。両替商がやっているように物理的に異なる国が発行した紙幣と紙幣を交換することも、また、仮想空間の中で数字だけを操って口座間で異なる通貨の数字の交換による決済を行うこともできます。いずれにしても価値の交換です。
そこで「価値」について考えてみましょう。
以下は一般の辞書的な意味です。
「価値(かち、value)とは、或るものを他のものよりも上位に位置づける理由となる性質、人間の肉体的、精神的欲求を満たす性質、あるいは真・善・美・愛あるいは仁など人間社会の存続にとってプラスの普遍性をもつと考えられる概念の総称。
殆どの場合、物事の持つ、目的の実現に役に立つ性質、もしくは重要な性質や程度を指す。何に価値があり、何には価値がない、とするひとりひとりのうちにある判断の体系を価値観と言う。」
上記の説明では通貨の価値の「価値」としては適切ではありません。
そこで経済的価値の「価値」の意味としてみてみたいと思います。
「現在経済学では商品市場で取引される価値(交換価値)を2つの面からとらえて研究がすすめられている。欲求の充足という消費面からのアプローチが効用価値説で、主に近代経済学で研究が進んでいる。もう一つが生産面からアプローチした労働価値説で、主にマルクス経済学で研究が進んでいる。この2つの価値説はアプローチが違うだけで、同じ経済学的価値(交換価値)を2つの側面からとらえたものである。」
オプションが生む価値も同じように説明ができるはずです。
なぜ、そのような「価値」について考えてみる必要があるのか。・・・オプション取引の目的について考えてみたいからです。