“Swap” and New-Type of Options

発行日:2016年10月20日

私たちがオペレーションにおいて扱っているインストルメント(オペレーションの対象)は「新型オプション」です。それがどうして“オプション”なのかというのはピンとこないかもしれません。形式上は株式だからです。しかし、それが新型オプションであるということを認識しなくとも、またオプションの知識がなくとも、株式の基本的な仕組みを理解している人なら誰でも「新型オプション」を扱うことができます。

いずれにしても、株式の形をしたそのようなインストルメントがなぜ“オプション”なのかと知っておくことは実践上役に立つと思われます。

そもそも一般に金融の世界で広く知られている“オプション”という名称は本質的な意味から遠い言葉だと思われます。“オプション”の本質は二者間で決められた条件の下に行われるキャッシュフローの交換であり契約です。

では、私たちが実際に扱っているVXXやSPXSではそのような二者間で決められた条件の下に行われるキャッシュフローの交換が行われているのでしょうか。答えは、イエスです。VXXやSPXSの背後ではキャッシュフローの交換が行われているのです。それをVXXやSPXSの管理会社が行なっています。そのような「二者間で決められた条件の下に行われるキャッシュフローの交換」を「スワップ」と言います。デリバティブの中で最も基礎的で重要な取引形態です。

デリバティブというと真っ先に“フューチャーズ(先物)”や“オプション”を思い浮かべる人が多いようですが、“フューチャーズ(先物)”や“オプション”も「二者間で決められた条件の下に行われるキャッシュフローの交換」という点では同じく「スワップ」です。

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私は当初、私たちがオペレーションにおいて扱っている“株式”を「ゼロコール」と呼んでいたのは上述のことが背景にあります。

VIX指数やVIXF(VIXフューチャーズ)の数値的構造からどうやって株式の形をもっとVXXというインストルメントができそれを株式のように取引できるのかは、上述の「スワップ」というマジックがあるからです。

私は以前デリバティブの本質は「数理的自由」だと述べました。
数からなぜおカネが生み出されるのか・・・その理由や背景が上述の内容から見えてきたと思います。

形式上は株式の取引ですが、内容は非常に深く本質的には「スワップ」なのです。私が実践しているオペレーションはそのような高度な数理的技術によって“マネー”という名の新しい価値(=数値)を作ることです。

“トレード”や“投資”という言葉を使わずに私が「オペレーション」という言葉を一貫して使っている理由も理解できると思います。

表を掲載しました。

*オペレーションの実践で利用する数値をできるだけ見易くするために表をアレンジし直すことがありますのでご理解ください。また、皆さんが実際にオペレーション上扱う数値についてはご自分なりに工夫して表を作りかえて結構です。

*SVXY/XIV/ZIVを切り離して別の一つの表にまとめました。これらは「漸増数値」だからです。この中にSPXL/TNA/FASを含めて結構です。

*FAZ/SOXS/TECS/DRVも切り離して別の一つの表にまとめました。FAZ/SOXS/TECS/DRVはそれぞれ金融セクター/半導体セクター/テクノロジーセクター/REITセクターに関連する「漸減数値」です。今後、そのような特定のセクターに関係のある「漸減数値」を充実させ「分散」に利用したいと思います。これまで個別銘柄の上場オプションを対象に”P-1”を実行されていた方はそれに代わってそれぞれのセクターに関連する「漸減数値」を扱うといいでしょう。この中に、バイオ関連の「漸減数値」LABD等を含めることができます。