Strategy B, again
引き続いて“ストラテジーB”についてお話します。
“ストラテジーB”について以前このような質問をよく受けました。
「なぜこんな“ぼろ株”ばかり扱うのか。」
株価が高値から数分の1になり現在の株価水準が5ドル以下、中には、上場来の高値から10分の1以下に下落し、株価が2ドル前後、オプションのインプライドボラティリティは100%の水準を超え、株価の乱高下の激しい銘柄もあります。そのような銘柄を揶揄して“ぼろ株”と呼ばれています。
株式投資やトレードの経験のある人はそのような銘柄を本能的に避ける傾向にあると思われます。“ストラテジーB”は株式投資でも株式トレードでもありません。オプションのしくみを利用してキャッシュフローを作ることが同ストラテジーの目的です。上昇する株式にうまく乗ってキャピタルゲインを稼ぐのが目的ではありません。
オプションは、しくみ上、より高いボラティリティがより多くの価値(キャッシュ)を生みます。そして、より少ない手持ちのキャッシュでより多く新たなキャッシュを創出することを目指しています。そのような目的を効率的に満たしてくるのは上記のような銘柄です。
私はそのような銘柄を“ぼろ株”とは呼びません。私にとってはより多くのキャッシュを運んでくれる価値ある取引対象だからです。
私が最も懸念しているのは株価の乱高下ではありません。デフォルトリスクです。デフォルトに陥る銘柄をつかむ確率は非常に低いのですが、それを無視することはできません。その確率がかりに1万分の1としても1万分の1の確率の事象に遭遇するのがゼロとは言い切れないからです。そのようなリスクを軽減する方法は徹底した分散しかありません。
取引対象のオプション銘柄については、原資産の株式の価格(株価)の変動を上場したときに遡って確認します。長い期間取引されてきた銘柄はデフォルトリスクが極めて小さいのでそれを上場からどのくらいの期間が経過しているか、また、どの取引所で取引されているのかも確認要素の一つにしています。たとえば、NYSE(ニューヨーク証券取引所)は上場基準がより規模しいのでNYSE上場の銘柄で株価水準が低くボラティリティ水準の高い銘柄については特に注意してマークしています。
具体的な取引例についてはレポートで取り上げます。