principle of accounting and money
私はこれまでオプションについて“トレード”(=“キャピタルゲイン”を求めて行う「売り」・「買い」の行為)の対象物とは全く異なる観点からさまざまなことを述べてきました。また、“オプションをモノにする”には“マネー”の正体やその本質を知る必要があると説いてきました。その正体らしきものに接近することはできても完全な形で捉えることは容易ではありません。まだまだ長い旅は続きますが、そのプロセスを楽しむことができます。そして、そのプロセスの中で稼ぐこともできます。
そこで“稼ぐ”ということに関連する話をしたいと思います。
私はかつて“利益”よりも“稼ぎ”を重視していると述べたことがあります。そのようなことを述べると多くの人は「“利益”と“稼ぎ”は違うのか?」と訝しげに思うでしょう。それを理解するには会計学に触れなければなりません。
会計学というとバランスシートやインカムステートメントの前にブックキーピング(簿記)が思い浮かぶ人もいるかもしれません。簿記が発明されたのは今から400~500年前のイタリアにおいてであるといわれています。実は、会計システム自体は古代メソポタミア文明の時代において既に使われていたことが知られています。現代の会計原則(principle of accounting)のような体系化されたものはありませんでしたが、会計帳簿があり収支の報告書が作られていたようです。
「“利益”よりも“稼ぎ”を重視している」のは会計学と深い関係があります。“利益”とは「収入」から「費用(支出)」を差し引いた残りをいいます。私は“残り”よりにその前にある“収入”を重視しているということです。そこで「バランスシート」を思い浮かべてください。私が何を語っているのか分かると思います。