“Options”, “Derivatives” and “Number Operation”

発行日:2017年01月04日

新年明けましておめでとうございます。

昨年ご紹介した「ナンバーオペレーション」(”ナンオペ“)について今年は深く入っていきたいと思います。

昨年“Operational Message”でこのように述べたことを再び紹介します。
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フランスの数学者ピエール=シモン・ラプラスはこのように述べています。
「もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も過去同様に全て見えているだろう。」

ラプラスは、宇宙に存在する原子の運動と位置を知ることができれば完全に未来を知ることができると考えました。「全てがあらかじめ決まっていた筋書き通りになる。・・・・こうした考えは決定論や機械論と言われ、ラプラスが主張する未来を決める知性は、のちに「ラプラスの悪魔」(Laplace’s demon)と呼ばれるようになりました。
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“ナンバーオペレーション”で扱う数値について私自身は「ラプラスの悪魔」(Laplace’s demon)をイメージしています。

オプションの理論や仕組みについて知ることより有用なことはく私たちが“ナンバーオペレーション”で扱う数値の、性質、成り立ち、構造、有機的関連性を理解し数値の変化に焦点を当てて観察すること、さらに、数値の変化に対する感覚や感性を磨くことです。それは誰にでもできます。そのためには根気強く数値と付き合うことです。数に馴染みそれを好きになることが望ましいと言えます。

ところで、私たちが所属しているクラブの名称には「オプション・・・(クラブ)」(”Option・・・(Club)”というように“オプション”(“Option”)の文字(単語)が含まれています。”オプション“については、一般に理解されている金融商品のオプションを意識しないでほしいと思います。”オプション“は”デリバティブ“を代表する言葉として私は用いています。ただし、私はデリバティブを日本語訳として使われている言葉「金融派生商品」の意味で用いているのではありません。私は”デリバティブ“という言葉によっては数学的・物理学的概念に基づく仕組みを意味してます。

私たちのクラブは数学的・物理学的概念に基づく仕組みを構成する数値を利用して(“オペレーション”を実行してマネー(おカネ)を作り収益を生み出しさらにそれを増やすことを目的にしています。のような一連のオペレーションを“ナンバーオペレーション”(「数のオペレーション」)と呼んでいます。

そのような“ナンバーオペレーション”は本質的に“相場”(「投資」や「トレード」と呼ばれるキャピタルゲインを得ることを目的に株式、先物、通貨、オプションなどを売買する行為の総称を“相場”と呼ぶことにします。)と異なります。そこで、“相場”を連想させるような言葉や用語を可能な限り排除します。

完全に排除することはできませんが、“ナンバーオペレーション”を習得しさらに技能の向上を目指すなら“相場”と全く異なるイメージを持って取り組むことが求められます。

制度上、私たちは株式を扱い株式を売り買いします。証券会社を通じて“Sell”(売り)、”Buy”(買い)の注文を出します。しかし、私たちは絶えず”ナンバーオペレーション“(「数のオペレーション」ですが、それは「数値を操作すること」を意味します。)を意識し、以下の言葉を用います。すなわち、”Sell”を「マイナスオペレーション」、”Buy”を「プラスオペレーション」、”株数“を単に「数量」(”Quantity”=QTY)またはユニット数、”株価“を「数値」または「価値」と呼びます。”ナンバーオペレーション“では「数値」と「価値」は同義です。

下の表を「マトリックス1」と呼んでいます。
同表の赤色の文字の数値はVIX Futuresの6つの月(現在はJAN〜JUNの第3水曜日)の数値です。www.cfe.cboe.com のMARKET DATAのVX FUTURES DAILY SETTLEMENT PRICESから数値を取ることができます。

VIXF(1) VIXF(2) VIXF(3) VIXF(4) VIXF(5) VIXF(6)
VIXF(6) 19.10
VIXF(5) 18.85 0.25
VIXF(4) 18.45 0.40 0.65
VIXF(3) 17.60 0.85 1.25 1.50
VIXF(2) 16.60 1.00 1.85 2.25 2.50
VIXF(1) 15.15 1.45 2.45 3.30 3.70 3.95

マトリックス1には21個の数値が含まれています。

これらからマトリックス2の数値(45個)が作られます。
マトリックス2については後述しますが、まず、マトリックス1の数値の基本を押さえます。マトリックス1の数値を押さえるとマトリックス2の数値を駆使できるようになります。それは自由に操ることを意味します。

以上述べたことは昨年述べたことの単純なレビューではありません。
もう十理解したと思わずにまだまだ知らないこと、気づいていないことが多くあると思って臨んください。マトリックス1は一生をかけて取り組むだけの価値があります。

ここでフランスの数学者ピエール=シモン・ラプラスの言葉をもう一度思い出してみましょう。
「もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も過去同様に全て見えているだろう。」

“ある瞬間における全ての物質の力学的状態と力”をマトリックス1になぞってイメージしてみましょう。

次回、「VIX Futures」とは何かについて述べます。
「”オプション“は”デリバティブ“を代表する言葉として私は用いています。ただし、私はデリバティブを日本語訳として使われている言葉「金融派生商品」の意味で用いているのではありません。私は”デリバティブ“という言葉によっては数学的・物理学的概念に基づく仕組みを意味してます。」と述べました。」 数学的・物理学的概念概念がどのようにして”マネー“を生み出すのか・・・それについてVIX Futuresを通じてお話しします。

表を掲載しました。