option strategies

発行日:2015年09月28日

レポートに掲げているオプションストラテジーについてお話します。

ストラテジーは大きくAとBの2つに分けています。
「ストラテジーA」はS&P500と同オプションボラティリティに関連するETFオプションを対象にした取引です。「ストラテジーA」を「ストラテジーB」と分けているのは、Aは株式マーケット(平均株価)と同オプションボラティリティの構造と性質を利用したもので他の株式オプションと対象にしたストラテジー(「ストラテジーB」)とは大きく異なるからです。

一方、「ストラテジーB」は「ストラテジーA」が対象とする銘柄(ETFオプション)以外の銘柄(株式及びETFオプション)を対象とした取引です。

OCFCレポートでは「ストラテジーB」を先に掲げています。その理由は、OCFCはもともと「ストラテジーB」から出発しており、オプションや株式マーケットの構造やしくみなど理論的背景について知らなくとも比較的手軽に始めることができるからです。

私自身は「ストラテジーA」と「ストラテジーB」の両方に取り組んでいますが、「ストラテジーB」に重きをおいています。取引の多くを「ストラテジーB」が占めています。資産が増えるとより多くのキャッシュフローを扱うことになります。そして、より多くの取引対象オプション銘柄に分散しキャッシュフローを回すことに専念できます。私は株式マーケットの変動を気にせずキャッシュフローの回転を重視しています。それに最も適しているのが「ストラテジーB」なのです。

「ストラテジーA」には「ストラテジーB」では利用できない大きな利点があります。それは米株式オプションを代表する株価指数S&P500のオプションボラティリティの構造と同ボラティリティ特有の性質を利用することができる点です。さらに、S&P500に関連して株価が変動するETFの株価はS&P500オプションボラティリティとも関連しています。さらに、そのようなETFにはボラティリティにレバレッジがかかっておりブル型とベア型に分かれています。それらは金融工学の発達によってもたらされたものですが、それらの構造と性質をうまく利用して長期にわたってキャッシュフローを作ることができます。

私自身は現在「ストラテジーB」をとても気に入っていますが、「ストラテジーA」も手放すにはあまりにも魅力的です。S&P500と同オプションボラティリティにかかわる構造や性質などの理論的背景やその歴史的変化を理解すると「ストラテジーA」に貫かれた一本の筋が見えてくると思います。それはオプションとボラティリティを利用しておカネを作る“からくり”でもあります。
「ストラテジーA」と「ストラテジーB」、どちらを選択すべきか。あるいは、どちらに重きをおくべきか。次回はそれについて述べたいと思います。