nov 2015 no3
<OCFCウィークリー通信>
今週はOCFCデイリー通信を通じて“ストラテジーA”及び”ストラテジーB”についてお話しました。
それぞれの“ストラテジー”をレビューし理解を深めていただきたいと思います。
“ストラテジーA”関連銘柄としてVXX、SPXS、TZA、FAZ(以上「ベア型ETF」)及びSVXY、SPXL、TNA、FAS(以上「ブル型ETF」)を取引対象として扱ってきました。それらについての取引は今後も紹介しますが、当面の間、<ストラテジーA>ではVXXとSVXYに絞って取引例を紹介し解説を加えます。それに関連して、<APPENDIX>にSPX、VIX、VXX及びSVXYの数値の日々の数値を記録した表及びVIX先物の6限月の価格の日々の記録を掲げた表を掲載しました。後者の表はS&P500オプション・インプライドボラティリティの期間構造(”タームストラクチャー“)の構成を表しています。
OCFCデイリー通信で述べたように、“ストラテジーA”は強固な理論が背景にあります。それのベースは“タームストラクチャー”すなわちS&P500オプション・インプライドボラティリティの期間構造です。その理論的背景をよりよく理解し活用するために、当面、“ストラテジーA”ではVXXとSVXYに絞ることにしました。それらのETFの株価は“タームストラクチャー”の影響を直接受けるからです。
“ストラテジーB”は”ストラテジーA“のように強固な理論が背景にあるわけではありません。しかしながら、BにはAでは見ることのできない大きな魅力があります。それは第一に銘柄の多様性であり、第二に、投下資本に対して生み出されるキャッシュの量の比率の大きさです。銘柄の多様性のおかげで、限られた資金や余った資金を効率的に回すことができます。
上記の第二の要因は驚異的です。例えば、まれな例ですが、ボラティリティが400%の株式オプションが現実に存在するのです。デフォルトリスクがなければこのような銘柄に事業資金をすべて投下して一夜にして手持ちのキャッシュが一夜にして数倍になるといった恩恵を受けたいと誰もが思うことでしょう。しかし、デフォルトリスクは、たとえそれが確率的に極小であるとしても、考慮する必要があります。
一方、そのような銘柄を排除するにはあまりにも魅力的です。そこで、“分散”の一環として取引対象に組み入れこのような銘柄には余資金を投入したいと思います。
他にはキャッシュフローを獲得する上で魅力的な銘柄はめじろ押しですが、ひとつの銘柄への集中は避けること、そして、分割でゆっくりポジションを増やすことも大事なテクニックといえます。