no120417

発行日:2017年12月04日

<PART I>

ナンバーオペレーションに絡めて数学理論の中で私の最も多く利用してきたのが三角関数です。数学の中で最も嫌われているのが三角関数だと耳にしたことがあります。嫌われている理由はいろいろあると想像できますが、まず、式にsin、cos、tanなど訳のわからない文字が並んでいるが挙げられます。第二に、公式がやたら多い。第三に、何の役に立つかわからないので学習するモチベーションが失せる。

しかし、皆さんは、それがいかに役に立つか、いやそれよりもむしろ、私たちの生活にとって大事なマネーをも製造する非常に重要な役目を果たしている理論であることがわかったと思います。

あらゆる公式は憶えても意味がわからなければ何の役にも立ちません。
三角関数を物理学と結びつけた時に、その理論が相当に凄いものでありナンバーオペレーションだけでなく私たちの生活に深く関わっていることがわかります。

フーリエの定理を紹介しましたが、それを思い出してください。
難解な理論はさておき、フーリエは「あらゆる関数は様々な波長を持つ三角関数で表すことができる。」と大胆な理論を発表しフランスのアカデミーに論文を提出しました。それが事の始まりで、そればナンバーオペレーションにもつながっています。

私がこのような一見どうでもよさそうな話をするのは、ナンバーオペレーションに真剣に取り組みそれをモノにしたいと努力を継続している皆さんに「真理」を知っていただきたいからです。「真理」とは何かについては別の機会にお話しします。それは「本質」以上のことです。

私は今でも会員の方から“相場”に絡む質問を受けることがあります。S&P500の変動に関すること、米国株式マーケットの展開や季節性とボラティリティの状況、マーケットプレーヤーの動向、米国の経済政策や金利の動向、株式オプションのプットとコールの比率(コールレシオなどと言います。)、株価やボラティリティの過去の動向、等々。

私はそのような質問を受けるたびに苦い思いを禁じえません。これまでにそのような質問をされた方々は文面からも高い知性を持ち優秀だと感じられるのでなおさら歯がゆい思いを禁じえないのです。誤解していただきたくので強調しておきます。私は決してそうような方々にあてこすりをしたり皮肉めいたことを述べたりしているのではありません。

「ナンバーオペレーションは“相場”ではない。」と幾度も繰り返し述べてきました。執拗だと感じられると思いますが、そのような主張はナンバーオペレーションの実践と理論的体系の中で最も重要で譲れないことなどです。そして、ナンバーオペレーションに真剣に取り組まれている皆さんの努力を無駄にしないためにも最も重要なことです。

私は文系・理系という言葉を使うのは好きではありませんが、日本人にはそのような言葉の方が馴染みにあると思われますので、敢えてそのような言葉を用います。

以下は私の持論ですが、皆さんがそれに異論を唱えられるかもしれません。
“相場”は、文系です。「文系」とは地球上の人間及び人間社会の価値観や価値体系をもとにした学問や社会現象の総体系です。政治、経済、金融、法律、政策、教育などがそれに当たります。そして、人間社会の中でのみ通用します。

理系は文系とは全く異なる価値体系をもっています。それは元来人間が作った価値や価値体系ではないのです。自然が作ったものです。

“Eppur si muove.”
これは有名なガリレオ・ガリレイの言葉です。「それでも地球は動く。」という意味です。
17世紀のイタリアにおいて地動説を唱えていた天文学者ガリレオが異端審問(宗教裁判)で有罪判決を受け地動説を放棄する旨の誓約文書を読み上げることを強要されました。それを読み上げた後に、つぶやいたと言われる言葉が”Eppur si muove.”です。

ガリレオがつぶやいた言葉が「科学とは何か。」、「真理とは何か。」を教えています。
ナンバーオペレーションは自然科学をベースにしています。それは“相場”ではない私が繰り返し述べてきた理由はそこにあります。

12/1現在のマトリックス1、トライアングル、マトリックス1-CV及びマトリックス2をご覧ください。

全体的に数値や価値が増加しています。
数値の増加・減少に、一喜一憂しないことです。なぜなら、ナンバーオペレーションが扱う“数”は循環しているからです。「“数”が“循環”する」というのは円のマトリックス1に絡めて表現するなら円に内接した三角形が回転していくことですが、時計の針をイメージしてもいいと思います。12時が過ぎてもまた12時がやってきます。どの時間も同様です。ナンバーオペレーションにおいて大事なのは根気強く継続することです。

日々数値や価値を観察し、それぞれの局面における数値・価値条件を観察します。

12/1 VIXF1 VIXF2 VIXF3 VIXF4 VIXF5 VIXF6
DEC JAN FEB MAR APR MAY
VIXF6 MAY 15.95
VIXF5 APR 15.50 0.45
VIXF4 MAR 15.50 0.00 0.45
VIXF4 FEB 14.15 1.35 1.35 1.80
VIXF2 JAN 13.30 0.85 2.20 2.20 2.65
VIXF1 DEC 11.90 1.40 2.25 3.60 3.60 4.05

12/1 VIXF1 VIXF2 VIXF3 VIXF4 VIXF5 VIXF6
VIXDEC VIXJAN VIXFEB VIXMAR VIXAPR VIXMAY
VIXF6 VIXMAY 1595
VIXF5 VIXAPR 1550 45
VIXF4 VIXMAR 1550 0 45
VIXF4 VIXFEB 1415 135 135 180
VIXF2 VIXJAN 1330 85 220 220 265
VIXF1 VICDEC 1190 140 225 360 360 405
12/1 VXX VIXY VIIX VMAX TVIX VXZ VIXM VIIZ TVIZ
TVIZ 11.37
VIIZ 6.83 4.54
VIXM 23.82 -16.99 -12.45
VXZ 19.63 4.19 -12.80 -8.26
TVIX 7.77 11.86 16.05 -0.94 3.60
VMAX 14.82 -7.05 4.81 9.00 -7.99 -3.45
VIIX 13.88 0.94 -6.11 5.75 9.94 -7.05 -2.51
VIXY 27.26 -13.38 -12.44 -19.49 -7.63 -3.44 -20.43 -15.89
VXX 32.83 -5.57 -18.95 -18.01 -25.06 -13.20 -9.01 -26.00 -21.46