no100918

発行日:2018年10月09日

先週はトライアングルについて踏み込んだ内容を提供しました。
マトリックス2のシンボルの価値との関係においてトライアングルを見てみたいと思います。

下図のトライングルをご覧ください。

VXX(VIXY/VIIX/TVIX/UVXY)も同様)は△ABCと関係があります。

VXX=[VIXF1, VIXF2, VIXF2^VIXF1]

△ABC:
A(1, VIXF1)
B(2, VIXF1)
C(2, VIXF2)

VXZ(VIXMも同様)は△DPL、△LMF及びDEFと関係があります。
VXZ=[VIXF4, VIXF5, VIXF6, VIXF6^VIXF5, VIXF6^VIXF4, VIXF5^VIXF4]

△DPL:
D(4, VIXF4)
P(5, VIXF4)
L(5, VIXF5)

△LMF:
L(5, VIXF5)
M(6, VIXF5)
F(6, VIXF6)

△DEF:
D(4, VIXF4)
E(6, VIXF4)
F(6, VIXF6)

VXXとVXZを組み合わせることで、さらに3つの△をカバーできます。

△AQD:
A(1, VIXF1)
Q(4, VIXF1)
D(4, VIXF4)

△ARL:
A(1, VIXF1)
R(5, VIXF1)
L(5, VIXF5)


△AGF:
A(1, VIXF1)
G(6, VIXF1)
F(6, VIXF6)

直近の数値を確認しましょう。

10/5 VIXF1 VIXF2 VIXF3 VIXF4 VIXF5 VIXF6
OCT NOV DEC JAN FEB MAR
VIXF6 MAR 16.65
VIXF5 FEB 16.35 0.30
VIXF4 JAN 16.10 0.25 0.55
VIXF4 DEC 15.60 0.50 0.75 1.05
VIXF2 NOV 15.50 0.10 0.60 0.85 1.15
VIXF1 OCT 15.25 0.25 0.35 0.85 1.10 1.40
10/5 VIXF1 VIXF2 VIXF3 VIXF4 VIXF5 VIXF6
OCT NOV DEC JAN FEB MAR
VIXF6 MAR 10.15
VIXF5 FEB 10.19 -0.03
VIXF4 JAN 10.16 0.03 -0.01
VIXF4 DEC 10.20 -0.04 -0.01 -0.04
VIXF2 NOV 10.23 -0.03 -0.07 -0.04 -0.08
VIXF1 OCT 10.66 -0.43 -0.47 -0.51 -0.48 -0.51
10/5 VXX VXZ
VXZ 17.68
VXX 28.38 -10.70
10/5 VXX VXZ
VXZ 10.26
VXX 10.47 -0.21

下表のキーナンバー[VIXF2^VIXF1、VIXF2(Index)^VIXF1(Index)、VIXF6^VIXF1、VIXF6(Index)^VIXF1(Index)、0.00^VIXF1(Index)、0.00VIXF6(Index)、0.00^VXX(Index)、0.00^VXZ(Index)]をご確認ください。

2^1 2^1(Index)
2018/9/19 0.85 0.00
2018/9/20 0.90 0.04
2018/9/21 0.95 0.07
2018/9/24 0.90 0.04
2018/9/25 0.90 0.04
2018/9/26 0.85 -0.01
2018/9/27 0.90 0.04
2018/9/28 1.00 0.11
2018/10/1 0.95 0.08
2018/10/2 0.95 0.08
2018/10/3 0.95 0.09
2018/10/4 0.35 -0.35
2018/10/5 0.25 -0.43
6^1 6^1(Index)
2018/9/19 2.10 0.00
2018/9/20 2.25 0.11
2018/9/21 2.30 0.14
2018/9/24 2.25 0.11
2018/9/25 2.20 0.08
2018/9/26 2.05 -0.04
2018/9/27 2.25 0.10
2018/9/28 2.30 0.15
2018/10/1 2.35 0.18
2018/10/2 2.40 0.21
2018/10/3 2.50 0.29
2018/10/4 1.60 -0.36
2018/10/5 1.40 -0.51
0.00^VIX1(Index) 0.00^VXX(Index)
2018/9/19 0.00 0.00
2018/9/20 0.19 0.17
2018/9/21 0.06 0.15
2018/9/24 0.20 0.16
2018/9/25 0.22 0.07
2018/9/26 -0.17 -0.04
2018/9/27 0.07 0.14
2018/9/28 0.26 0.16
2018/10/1 0.22 0.27
2018/10/2 0.17 0.25
2018/10/3 0.36 0.34
2018/10/4 -0.58 -0.25
2018/10/5 -0.86 -0.47
0.00^VIX6(Index) 0.00^VXZ(Index)
2018/9/19 0.00 0.00
2018/9/20 0.06 0.04
2018/9/21 -0.03 0.06
2018/9/24 0.06 0.08
2018/9/25 0.06 -0.01
2018/9/26 -0.06 -0.05
2018/9/27 0.00 -0.05
2018/9/28 0.06 0.06
2018/10/1 0.06 0.09
2018/10/2 0.00 0.05
2018/10/3 0.06 0.05
2018/10/4 -0.06 -0.12
2018/10/5 -0.15 -0.26

上表が示すようにナンバーオペレーションでは多くの数値を扱います。
それらの数値の記録が面倒なら、省いて結構です。レポートに掲げられた表は参考としてご覧ください。特に、説明が必要な時には数値について解説を加えます。

皆さんにご自分の手で作成してきただきたい最小限のものはマトリックス1です。マトリックス1の数値構造を理解しその変化になれればマトリックス1の数値を見てVXXやVXZのゼロコールを実行できます。VXXやVXZの価値はマトリックス1から派生的に作られたものです。

次に大事なのはトライアングルです。
トライアングルによってマトリックス1の数値構造を細かく見ることができます。

トライアングルの構造を実践によりよく生かし同構造から生み出されるマネーを上手く拾う方法は「ゼロコール」と「テンコール」にあります。それらは最近になって取り上げた概念ではありません。VXXやVXZの価値の正体を説明する目的でナンバーオペレーションを紹介した間もない頃に幾度か「ゼロコール」という言葉を用いました。「テンコール」についてはVIXOをVIXFの代替として利用する最も簡単な方法として10Cを紹介しました。当時はそれを「テンコール」と呼んでいませんでしたが「ゼロコール」との対比においてそのように呼ぶことにしました。11Cも「テンコール」のグループに含めます。同限月の10Cについて同一口座において+と−の両方のオペレーションを実行すれば相殺されてハンドが消滅します。そのような時に片方については11Cを利用します。

ナンバーオペレーションは理論・実践の全てが数学の概念に基づいています。
数学的概念の「概念」とは以下の意味です:
ある物事の概括的で大まかな意味内容。
物事が思考によって捉えられたり表現されたりする思考内容や意味表現の意味内容。ある事物の概括的で大まかな意味内容。個々の物事の抽象によって把握される一般的性質、内包(意味内容)と外苑(物事の集合)。

数学とは数の論理性の追求(追究)です。論理性とは筋が通った考えを言います。「数学」というと小難しく聞こえるかもしれませんが「算数」に置き換えて結構です。小学校で習う算数レベルでナンバーオペレーションの多くをカバーできます。高校数学で習う三角関数でさえ算数のレベルでカバーできるのです。微分・積分でさえもそのエッセンスは小学校の算数の基礎的知識に基づいています。小学校で習う算数も十分奥が深いのです。重要なことは論理性です。筋を通った考えを貫くことです。

ナンバーオペレーションで用いる数値の構造は複雑に絡み合った紐を解いていくと一つ一つは単純なものから作られているのがわかります。それこそがカラクリなのです。マネーは非常に巧妙に作られたカラクリによってできているのがわかると世界がまるで違って見えます。

「ゼロコール」と「テンコール」概念上同じです。
この場合の「概念」は「同類のもののそれぞれについての表象から共通部分をぬき出して得た表象。対象を表す用語について、内容がはっきり決められ、適用範囲も明確な意味。」として用いています。

すでに述べましたように、
「ゼロコール」は制度上存在しません。
“VXX(OCT)0C−”(VXXのゼロコール のマイナスオペレーション)は“VXX−”として執行します。表記上、また、頭の中の理解として、“VXX−”ではなく“VXX(OCT)0C−”とします。

例として“VXX−10 @28.00”について考えてみましょう。
“VXX”はある対象物のシンボルです。
“−10”は10単位(1単位は1株に相当)のマイナスオペレーション(マイナスオペレーションは“SELL”として執行されます。)を意味します。”@28.00“はVXX1単位あたりの価値でありそれはすでに作られたキャッシュです。

VXXは制度上“株式”として作られています。そのような制度上の(“制度上”は“概念上”という意味として理解していいでしょう。なぜなら、そのような株式は一般の企業の発行する株式とは似て非なるものだからです。)株式はETFという“仕組み”が用いられています。こうして、VXXはETFと呼ばれ一般の株式の取引同じようにオペレーションが実行できるよう設計されています。

しかし、巧妙に仕掛けられたカラクリを理解せずに表面からしか見えない姿(“株式”)としてVXXを扱うと価値の日々の変動に弄ばされることになるでしょう。

「ゼロコール」は制度上実在しません。
しかし、VXXをオプションのコールとみなすことは非常に重要なポイントなのです。
VXXの価値は△ABC(VIXF1、VIXF2、VIXF2^VIXF1から成る数値構造)から作られています。同価値はコールのプレミムに相当し長い時間をかけて限りなく0.00に近い水準に向かいます。同価値はオプションのコールの価値と本質的に同じです。“株価”ではないのです。

次に、”VXX(OCT)0C−100 @28.00”と表すことでVXXの正体が表現されています。概念上においてのみ存在するストライクプライス“ゼロ”を利用することでVXXの価値はそのまま加工して再計算することなく“プレミアム”(オプション価値)として認識できます。また、本来限月(月の区切り)がないVXXに(OCT)といった月を含めることでマトリックス1の数値に合わせてVXXの価値の変化をみることができます。

OCTの期日がきたら表記上(NOV)に変更することで“ローテーション”が完了します。一方、OCTの期日に合わせて”VXX(OCT)0C−100 @28.00”を一度フォールド(クローズ)してもう一度”VXX−“のオペレーションを”VXX(NOV)0C−“として実行し直すことができます。

「テンコール」は「ストライクプライスが10のコール」からきています。それをあえて「テンコール」と呼んでいるのは特別な意味があってのことで11Cについても「テンコール」のグループに含めています。「テンコール」は概念上「ゼロコール」と同様に重要です。

VIXFをVXXと同じように考えてみてください。
“VIXF−100 @15.00”を概念上においてのみ存在するストライクプライス“ゼロ”を利用することでVXXの価値はそのまま加工して再計算することなく“プレミアム”(オプション価値)として認識できます。

”VIXF(OCT)0C−100 @15.00 がVIXFのゼロコールです。
VIXFをそのまま利用することは可能なのですが、私はそれをお勧めしません。VIXFは最少単位が1000からなのです。”VIXF(OCT)0C−100 @15.00“はなく最少でも”VIXF(OCT)0C−1000 @15.00”として実行しなければなりません。さらに、VIXOはトライアングルの数値構造の全てを利用するのに柔軟性に富んでいます。

テンコールが”VIXF(OCT)0C−100 @15.00“の代わりに利用できます。
VIX(OCT)10C−100 @5.00
(*VIXOの1コントラクト[単位]が100shares[株数に相当]です。)

以下の式からゼロコールとテンコールが本質的に同じであることがわかると思います。
0C−100 @15.00→10C−100 @5.00

そこでトライアングルと照らし合わせながらマトリックス1のそれぞれの数値に目を通してみましょう。

VXXとVXZに代表されるマトリックス2の価値でトライアングルの構造の大凡半分をカバーできます。会員の皆さんの多くの方々にナンバーオペレーションの実戦においてそれでも十分だと伝えてきました。そして、VXXやVXZのゼロコールだけでこれまで十分な成果をあげられた方は私の知る限り決して少なくありません。しかしながら、現在の私は皆さんにゼロコールとテンコールの両方を習得していただきたいと考えています。トライアングルの構造の隅々まで利用しナンバーオペレーションの、皆さん各自それぞれのレベルで事業として取り組んでいただきたいのです。喩えていうなら、ゼロコールだけのオペレーションは囲碁や将棋あるいはチェスのボードの半分しか利用しないでプレイしているようなものです。テンコールを加えることでボードの前面を利用できます。

Aim high! (目標を高いところに定めてください!)

“VIXY(OCT)0C+/VXX(OCT)0C−”のハンドを一度封印して”VXZ(OCT)0C+/VXX(OCT)0C−“のハンドの実行を勧めました。

それは△ABCだけでなく、△AGFや△ABC/△DEFと言うようにトライアングル全体の構造的変化や時間軸を意識することを促したものです。

”VXZ(OCT)0C+/VXX(OCT)0C−“は””VIXY(0CT)0C+/VXX(OCT)0C−“に比べて”ブラフ“に対し脆弱なハンドかと言うとそんなことはありません。コントロールも可能です。心配なら、”VIXY(OCT)+/VIIX(OCT)−“か”VIXY(OCT)+VIX(MAR)10C−“を加えてみるといいでしょう。
“△ABC−/△DEF+”と”△ABC+/△DEF−“の組み合わせとして見るとそれらのハンドについてのイメージが湧くと思います。2つの△の組み合わせです。

マトリックス1をもう一度ご覧ください。
さらに、インデックス1をご覧ください。

インデックス1の数値を見ると「変化の歪み」顕著です。
VIXNOV^VIXOCT(=VIXF2^VIXF1)の数値は0.25まで減少しました。VIXMAR^VIXOCT(VIXF6^VIXF1)は1ポイント台まで減少しました。
全体的にトライアングルの高さが相当低くなりました。
新規オペレーションやレイズを実行するには魅力的な数値条件が整ってきています。

参考としてVIXF1^VIXIとVVIXのそれぞれの数値をみてみましょう。

VIXF1^VIXI
2018/9/19 2.55
2018/9/20 2.25
2018/9/21 2.47
2018/9/24 1.85
2018/9/25 1.68
2018/9/26 1.56
2018/9/27 1.74
2018/9/18 1.88
2018/10/1 1.95
2018/10/2 1.95
2018/10/3 2.19
2018/10/4 0.68
2018/10/5 0.43
VVIX
2018/9/19 88.18
2018/9/20 87.31
2018/9/21 90.20
2018/9/24 91.51
2018/9/25 91.07
2018/9/26 91.56
2018/9/27 87.66
2018/9/18 87.31
2018/10/1 86.97
2018/10/2 88.12
2018/10/3 86.20
2018/10/4 99.44
2018/10/5 103.93

一時2ポイントを超えたVIXF1^VIXIの数値は0.4ポイント台まで減少し、一方、VVIXの数値は100ポイント超えました。

どのハンドを実行すべきでしょうか。
マトリックス1の数値はどの数値はすべて関係しています。それらの数値は本来一つから始まっています。マトリックス2の価値もそのように本来一つから始まっている数値から作られています。それについては別途解します。

数値が全般的に増加して構造的変化が顕著になりインデックス化された数値において「変化の歪み」が生じている局面はどのハンドのオペレーションや操作を実行するにせよ、常に新規オペレーション(フロップ)、レイズの好機になります。

VIXNOV^VIXOCT(=VIXF2^VIXF1)は0.25ポイント(10/6現在)まで減少したので、本来なら、

VIXNOV10C+/VIXOCT10−のハンドが考えられます。

同ハンドを実行する場合はOCTの期日が10/17に迫っていることを考慮する必要があります。
期日直前に
VIX(NOV)10C+/VIX(OCT)10−
↓
VIX(DEC)10C+/VIX(NOV)10C−
に“ローテーション”を実行することができます。

VIXDEC^VIXNOV(=VIXF3^VIXF2)は0.10ポイント(10/6現在)まで減少したので、
上記の“ローテーション”は考慮せずに、
当初から
VIX(DEC)10C+/(VIX)NOV10C−
を実行することができます。

上記のタイプのハンドはゼロコールを利用して実行することはできません。

ゼロコールならどのようなハンドが考えられるでしょうか。
VIXY(OCT)C+VXX(OCT)0C−[1:2]のハンドを持っていらっしゃるなら、
同ハンドのレーズが可能です。

VXZ(OCT)0C+VXX(OCT)0C−[1:1]も同様にレイズが可能です。

フロップを実行するなら
現サイクルに合わせて本来OCTとすべきところをNOVとして以下のハンドを実行することが可能です。

VXZ(NOV)0C+VXX(NOV)0C− (1:1)
VIXY(NOV)0C+VIXM(NOV)0C− (0.5: 0.5)

上記2つの組み合わせのハンドを分解してご覧ください。
ハンドの組み替えは見方を変えると興味深いです。

レクタングル(テンコールとゼロコールの組み合わせ)を実行されている方は
0.00^VIXF1(Index)と0.00^VXX(Index)のそれぞれの数値に着目してみましょう。

以下のハンドが参考になるでしょう。

VXX(OCT)0C+/VIX(OCT)10C−[1:1; VIX(OCT)10CはVIXF1であるVIXOCTの数値✖️100ドルが実質的キャッシュフローです。それをベースにVXX(OCT)OCと1:1で実行します。1:2も可能ですがその場合はより積極的なハンド(=ルースハンド)になります。]

以下のレクタングルも可能です。

VXZ(OCT)OC+/VIX(MAR)10C−[1:1または1:2]

ゼロコールは
OCT→NOVのローテーションを考慮して実行します。