no081517
<ANATOMY OF NUMBERS/VALUES FOR NUMBER OPERATION AND ITS HANDLING>
ナンバーオペレーションにおける理論面における原点に回帰してみたいと思います。
「理論と実践」というのは「原因と結果」と同じくよく対比させて使われる言葉です。実践者にとっては目的を遂げられる(=稼げるなら)なら理論などどうだっていいだろうと思われるかもしれませんが、ナンバーオペレーションにおいては実践のための技術もさることながら理論面を深く追求し理解することが長い目で見て非常に重要なのです。
ナンバーオペレーションで利用しているマトリリックス1の幾何学のイメージング、三角形を思い浮かべて下さい。X軸(横軸)は時間の軸です。私たちは時間の流れとその蓄積を利用しているのです。だから、「長い目で見る」というのは極めて重要な位置を占めます。
冒頭で述べた「原点に回帰する」というのは以下に述べることについて考え理解を確認することを意味します。
そもそも(“あらためて説き起こすと”=”in the first place”の意味。)、ナンバーオペレーションで私たちが扱っている数値とは何だったでしょうか?
下に掲げたマトリックス1をご覧ください。
| 16.75 | |||||
| 15.75 | 1.00 | ||||
| 15.75 | 0.00 | 1.00 | |||
| 15.55 | 0.20 | 0.20 | 1.20 | ||
| 15.30 | 0.25 | 0.45 | 0.45 | 1.45 | |
| 15.40 | -0.10 | 0.15 | 0.35 | 0.35 | 1.35 |
ナンバーオペレーションの始まりは6個の数値でした。
6個の数値とは上表に含まれた
15.40/15.30/15.55/15.75/15.75/16.75
です。
それらは株価でありません。
商品やサービスの値段でもありません。
為替レートでも債券の価格でもありません。
オプションやフューチャーズ(先物)の価格でもありません。
VIXFは制度上フューチャーズの仕組みを採用していますが、英語のunderlying asset(=原資産)は株式、商品、通貨、債券など金融や経済社会に存在する何かの価格を基にしたものではないのです。
「変化率」、すなわち変化の割合という自然科学の概念に基づいています。
変化率とは、例えば、10が12に変化した時の10に対する変化の幅2の割合です。反対方向に変化した時も同じです。10が8に変化した時の10に対する変化の幅2の割合が変化率です。
変化率は値段(価格)ではありません。それは数学や物理学の概念(考え)です。
上に掲げたマトリックス1の左1列目と左から2列目の数値と価値をは△ABCの構造を形成する3つの“数”です。
A=(1, VIXF1)
B=(2, VIXF1)
C=(2, VIXF2)
それらを8/11現在のマトリックス1の数値に当てはめると以下のようになります:
A=(1, 15.40)
B=(2, 15.40)
C=(2, 15.40)
BC= – 0.10
BCとは△ABCのBC(高さ)で、8/11現在、負の数を表しています。
それは△ABCが少しひっくり返ってやや歪な形状を示しているということを意味しています。
点AがY軸上を急激に大幅移動したことが、形状がやや歪になったことの原因です。

「原点に回帰する」の意味はもう一つあります。
思い出してほしいのです。ナンバーオペレーションの実践者である私たちがどのような世界にいるのかを。
私たちは「仮想現実」の世界います。
「仮想現実」とは私が頭なの中で思い描いた世界を言います。思考の世界です。
だから、数値が株価やモノなど実体のあるものの値段ではないということをしばしば思い出すことはとても重要なのです。
ここでもう一つ重要なことを述べておきたいと思います。
“感情”も思考と関係しています。人間の感情について生物学的な観点から様々な説明がされていますが、ここではそのような難しい理論に踏み込まず、単に人間の思考や思い描くことと関係していると理解します。
ナンバーオペレーションで扱う数値について、“「変化率」、すなわち変化の割合という自然科学の概念に基づいています。”と述べました。
より正確に言うと、人間の期待する変化率に基づいています。その期待には人の“感情”が含まれています。感情は理屈(論理)で測ることができません。ナンバーオペレーションの最も面白いところであり最も難しい点でもあります。点Aの運動をけん制しコントロールする必要があるのはそのためです。
そのような感情が含まれた変化率(期待変化率)について、“インプライドボラティリティ”という言葉を使う方が適切なのかもしれません。もともとオプションの専門家である私もその言葉の方がしっくりくるのですが、その言葉を敢えて避けることにしました。昨今の金融や相場の世界において、深い意味を知ることなく、あるいは辞書的かつ表面的な意味で、“ボラティリティ”という言葉あまりにも頻繁に多くの人たちに利用される嫌いがあるからです。ナンバーオペレーションを“相場”とは違う次元のものだと繰り返し言いつづけてきた私にとっては、それは極めて不都合な用語なのです。
“感情”の含みを入れて呼ぶなら「期待変化率」です。英語では少々長いですが、“Expected Rate of Change”(エクスペクテッド・レート・オブ・チェンジ)です。
△ABCの点AがY軸上を激しく上方移動した時、一体何が起きているのだろうか・・・と考えたくなるのは自然なことです。だから、つい米国の平均株価の動きを見たりマーケットニュースを聞いたりしたくなります。それは人情として理解できないことはありません。これについての詳細は<HOW TO PUT NUMBER OPERATION INTO PRACTICE>において解説を加えましたので目を通してください。米国の平均株価の動きを見たりマーケットニュースを聞いたりしなくて済む方法について私なりの知恵を提供しました。
ナンバーオペレーションにおける“感情”論に触れます。
点AのY 軸上の運動をグラフ化して見るときは、下のグラフのようにしてみます。
そう、温度計を見るイメージです。
なぜか?
ええ、“感情”は温度のようなものだからです。
通常、一定の温度(数値)の範囲を往復しています。
そして、激しく熱した後は、やがてやがて熱が冷めるように“温度”が減少します。
それは熱した感情が冷めるのと同じです。
だから、システムが破壊されない限り、大幅に上方移動した点Aはやがて下方に移動します。
その変えて崩れかかった三角形の構造は元に回復します。
以上に伴いマトリックス2の価値も変化を見せます。
マトリックス2の価値はそれぞれバラバラに見えますが、マトリックス1との関係や以上の背景がわかれば実に秩序正しい“数”なのです。
参考)
VIXO(AUG)11C+1/VIXO(11)P-1)/VXX-100 (または-200)を保有しているなら、
AUGをSEPにロールしてもいいでしょう。その場合、AUGは利益の確保になりますが、VXX-などもう一方のハンドがあるのを忘れないことです。
資金に余裕があるなら、同時に、VXX-100を加える。上に述べた理論的背景をよく理解して実行してください。
マトリックス2だけのオペレーションなら、
VXX-/VIXY+
VXX-/VIIX+
あるいは、△ABC/△DEFが崩れたのが回復することを期待して
VXX-/VXZ+などが実行できます。
VXX-/VXZ+の代わりに、XIV+/ZIV-も可能です。これについては別途解説します。