no080117
<ANATOMY OF NUMBERS/VALUES FOR NUMBER OPERATION AND ITS HANDLING>
ナンバーオペレーションの実践においてこれまで再三「“相場”として取り組むな!」と述べてきました。また、パラダイムシフトについても幾度か繰り返し言及しました。そのようなことがなぜ重要なのか・・・それについて少し踏み込んでお話しします。
私たちは新しいことを学ぶ際にそれまでに得た知識や経験したことに大きく依存する傾向にあります。Aという言葉や事象を学ぶ時に自分の知っていることや経験したことに当てはめて=(イコール)で結びつけて、例えば、A=Bとして理解しようする傾向にあります。
そこで、語学の例を挙げます。以下に述べることはナンバーオペレーションと関係していますので、最後まで読んでいただければと思います。また、以下に述べることは実証された理論ではなく私の意見が含まれていますので皆さんの中には異論を唱える方がいらっしゃると思います。しかしながら、私の説は私自身の経験に基づくもので真理から遠く離れていないのと思います。
日本語を母語とする日本人が英語を学習する際に多くの人は日本語を拠り所にして外国語である英語を学びます。この場合、日本語が新しいことを学ぶ際に依存すべき「それまでに得た知識や経験」ということに当たります。例えば、”apple”=「りんご」というように2つの単語を=で結びつけて外国語である英語を習うのがそのような例の一つです。
脳の中には様々なスフィア(=sphere、領域)があります。上記の例の”apple”=「りんご」は2つの言語を同じスフィア内での記号の置き換え(翻訳)を意味ます。”apple”=「りんご」の例はそれぞれが同じ対象物をイメージできる単語で概念的に遠く離れていないので問題は生じません。ところが、抽象的な概念、例えば、”ambivalent” という単語はどうでしょうか。辞書には「両価値的な」とあります。”ambivalent”=「両価値的な」として置き換えてもなんかとく意味は通じる感じはするもののその英語の単語が本来持っている意味は十分に伝えわりません。
英語にはない日本語の単語もあります。例えば、数学の「円周率」は英語では”the ratio of the circumference of a circle to its diameter” という円周率を説明する内容の言葉になります。
以上の話によって何を伝えたいのかと言いますと、日本人の多くが外国語である英語を学習する時に、互換性のないあるいは乏しい複数の記号(言語)を脳の中の同じスフィア(領域)で置き換え作業をして学ぶことに限界と問題が潜んでいるということです。
幼少の時に日本人の子供が英語の話されている環境に身を置いて英語を学習すると、脳の中で日本語のスフィアが完全に出来上がっていないので、同じ脳の中に英語を受け入れるもう一つのスフィアが出来上がります。そうなると、apple=りんごではなく、appleはアップルという名の果物、りんごはりんごという名の果物というように、頭の中で置き換え作業をすることなく受け入れます。そのような子供にとっては脳の中の互換性の壁が取り除かれているのです。
上述の内容は日本人が英語をどのように学習すべきかといったことを述べる目的で掲げたものではありませんので誤解しないようにお願いします。私は言語学の専門家ではありません。
余談ですが、ドイツ人やフランス人などのヨーロッパ人は脳の中の同じ一つのスフィア内で英語との間の2つの言語の置き換え作業をしても日本語を母語とする日本人ほど大きな問題は生じないと思われます。同じヨーロッパ言語で互換性が強いからです。例えば、”I have a book.”(アイ・ハヴ・ア・ブック=私は一冊の本を持っている。)をドイツ語では”Ich habe ein Buch”(イッヒ・ハーベ・アイン・ブッフ)と言います。いかがでしょうか。英語が訛った言語がドイツ語ではないかと錯覚するほど見事に類似しています。(ドイツ人はその逆だと言うでしょうが。。)
次に、ナンバーオペレーションについてです。
ナンバーオペレーションが“相場”とどう違うのかということについてはこれまで再三述べてきました。株式投資や株式トレードなど“相場”の経験や知識の豊富な人ほどそのような経験や知識を一度忘れる(=”unlearn”、一度学習したことを習わなかったことにする)べきであると述べました。その理由は上述の語学の例と関係しています。上述の「私たちは新しいことを学ぶ際にそれまでに得た知識や経験したことに大きく依存する傾向にあります。Aという言葉や事象を学ぶ時に自分の知っていることや経験したことに当てはめて=(イコール)で結びつけて、例えば、A=Bとして理解しようする傾向にあります。」というのはナンバーオペレーションを習得する際にも言えるのです。
株式投資や株式トレードなど“相場”の経験や知識の豊富な人はそれまでに身につけた金融や投資の知識及び経験を拠り所としてナンバーオペレーションを習う傾向が強いと思われます。
私は会員のほとんどの方と接する機会がありません。一方で、国内外におけるセミナーや個別セッションを通じて知りあった方と直接やり取りする機会は多くあります。そのような経験から言えることは株式投資や株式トレードなど“相場”の経験や知識が全くないかごく限られたいた人の方がナンバーオペレーションをすんなり受け入れ早く軌道に乗れる傾向が強いということです。「面白いです。」「ハマっています。」という報告は決まってそのような方々から届いています。
ところが、「株式投資や株式トレードなど“相場”の経験や知識の豊富な人」は、全員がそうではありませんが、むしろ苦しさを訴えてくる方が散見されます。私の受ける印象としては「株式投資や株式トレードなど“相場”の経験や知識の豊富な人」は総じて知性の高い方々です。しかし、ナンバーオペレーションの本質から外れている、あるいは外れた理解の仕方をする人はそのような方々の中に多いという印象を私は持っています。
パラダイムシフトの必要性を説いたのはそのような方々を見て感じたからです。両者(ナンバーオペレーションと“相場”)は価値体系が異なるのです。
誤解していただきたくないので強調しておきますが、「株式投資や株式トレードなど“相場”の経験や知識の豊富な人」に対して私は皮肉や当てこすりの意図を持って上述の内容を紹介したのではありません。ナンバーオペレーションの習得に意欲を持って臨みながらも壁を感じているなら上述の内容を考えるヒントにしていただきたいと思います。
7/28現在の数値と価値を見てみましょう。
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