no041119

発行日:2019年04月11日

皆さんの多くはナンバーオペレーションの実践をゼロコールから始められたと思います。
ゼロコールに関して私が最も多く取り上げたのはVXX−/VXZ−のハンドです。それを通じて私が伝えたことの一つはVXXやVXZのシンボルの価値はVIXFの数値と数値構造を反映した“化身”だということです。同ハンドのオペレーションを実行するためにマトリックス数値及び数値構造を見るように繰り返し述べマトリックスの数値構造の変化とそのような“化身”の関係がカラクリについて解説しました。

VIXFの数値の循環性に合わせてVXX−/VXZ−のハンドのサイクル毎のローテーションを根気よく長期に渡って繰り返すとマネーが蓄積されていきます。それはマトリックスの△ABCと△DEFの構造的関係を利用したオペレーションでした。

あらためて言うまでもないことですが、ゼロコールとテンコールは関連しています。テンコールとはVIX10Cのことですが、それはVIXFと同じです。VIX10CはVIXOの一部ですが、私はそれを[ATM]VIXOと区別しています。VIX10C(=VIXF)に含まれていない特殊な要素が[ATM]VIXOに
含まれています。「タイムバリュー」です。「タイムバリュー」はマトリックス(数値構造)の中にも含まれています。

VXX(現在のVXXB)やVXZ(現在のVXZB)の価値やVIXFの数値の変化を促している支配的要因はタイム(=時間)です。

数値構造から離れて純粋に且つ直接的にタイム(時間)から価値を生み出しているのが[ATM]VIXOです。そして、それは同時に、時間の絡んだ構造から作られたもう一つの価値である「イントリンシックタイムバリュー」と関係しています。VIXOには株式オプションに見られるイントリンシックバリュー(本質的価値)がないのです。オプションの知識のある方はここに注意する必要があります。株式オプションの「イントリンシックバリュー」とVIXOの「イントリンシックタイムバリュー」は本質的に違うのです。

「イントリンシックタイムバリュー」とは何か・・・すでに皆さんはそれを見ています。VIXFの数値や10Cの価値がそれです。

ようやくマトリックスの数値/数値構造の変化に慣れオペレーションの実績を積み意気揚々としていたところに、オプションチェーンの数字をみる作業が加わり、それまでの意欲が挫かれてしまったように感じられている方がいらっしゃるかもしれません。一方で、興奮とともにより強い意欲に駆られている方もいらっしゃるにちがいありません。皆さん全員が後者であってほしいと思います。

オプションチェーンはマトリックスのように数字を記録する必要はありません。
レポートに掲げられている表(オプションチェーン)の一つをプリントアウトしてノートかカードに入りつけてお時間のある時に眺めてください。次第に数字の配列や数字の大小に規則性があることに気づくでしょう。同時に、それらの数字がマトリックスのVIXF1〜VIXF6の数値と関連していることに気づくことでしょう。

そして、思い出してほしいのです。
「タイムバリュー」と「イントリンシックタイムバリュー」の2つの概念を・・。

マトリックスについて、その構造の中に「マネーが転がっている(落ちている)。」という表現をしたことが幾度かあります。

マトリックスについて以下のように見たら(イメージしたら)どうかと述べたことがあります。

VIXF1 VIXF2 VIXF3 VIXF4 VIXF5 VIXF6
APR MAY JUN JUL AUG SEP
VIXF6 SEP 17.08
VIXF5 AUG 16.87 0.21
VIXF4 JUL 16.83 0.04 0.25
VIXF4 JUN 16.53 0.30 0.34 0.55
VIXF2 MAY 16.23 0.30 0.60 0.64 0.85
VIXF1 APR 15.08 1.15 1.45 1.75 1.79 2.00

                    ↓

VIXF1 VIXF2 VIXF3 VIXF4 VIXF5 VIXF6
APR MAY JUN JUL AUG SEP
VIXF6 SEP 0.00
VIXF5 AUG 0.00 0.00
VIXF4 JUL 0.00 0.00 0.00
VIXF4 JUN 0.00 0.00 0.00 0.00
VIXF2 MAY 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
VIXF1 APR 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00

「衝撃を覚えた。」と言われた方がいらっしゃいました。
その方は本質(隠れた真理)が見えている方です。

オプションチェーンは数字の意味が見えてくるともっと衝撃的です。
VIXOの価値は独立して見ずに、必ず、VIXFの数値/数値構造(=マトリックス)と関連づけて見ることです。数字が裏側にあるものが透けて見えれば驚愕するでしょう。

下表は4/9現在のVIXMAYを対象にしたVIXOのオペレーションチェーンです。
この時点でVIXMAYの数値は16.20でした。

CALLS PUTS
Bid Ask Strike Bid Ask
6.10 6.30 10 0.00 0.05
5.60 5.80 10.5 0.00 0.05
5.10 5.30 11 0.00 0.05
4.20 4.40 12 0.05 0.10
3.70 4.00 12.5 0.10 0.15
3.30 3.50 13 0.20 0.25
3.00 3.20 13.5 0.30 0.40
2.70 2.75 14 0.50 0.60
2.40 2.55 14.5 0.70 0.80
2.20 2.30 15 1.00 1.05
1.75 1.90 16 1.55 1.65
1.45 1.55 17 2.25 2.35
1.20 1.30 18 2.95 3.10
1.00 1.10 19 3.70 3.90
0.85 0.95 20 4.60 4.80

Bid-Askの中間の値をとって以下の表を作成しました。

             ↓

CALLS PUTS
Strike
6.20 10 0.03
5.70 10.5 0.03
5.20 11 0.03
4.30 12 0.08
3.85 12.5 0.13
3.40 13 0.23
3.10 13.5 0.35
2.73 14 0.55
2.48 14.5 0.75
2.25 15 1.03
1.83 16 1.60
1.50 17 2.30
1.25 18 3.03
1.05 19 3.80
0.90 20 4.70

VIXMAYの数値が現在(4/9現在)の数値と同じ16.20で満期(期日)を迎えたとします。
すると上記表のVIXOの価値は下表が示す通りになります。

CALLS Strike PUTS
6.20 10 0.00
5.70 10.5 0.00
5.20 11 0.00
4.20 12 0.00
3.70 12.5 0.00
3.20 13 0.00
2.70 13.5 0.00
2.20 14 0.00
1.70 14.5 0.00
1.20 15 0.00
0.20 16 0.00
0.00 17 0.80
0.00 18 1.80
0.00 19 2.80
0.00 20 3.80

どうやって算出したのか・・・前日号(no041019)のレポートからお分かりになると思います。
ここでのポイントは算出法ではありません。

0.00とそれ以外の数字の意味です。
それらは「タイムバリュー」と「イントリンシックタイムバリュー」を表しています。

さらに、以下の表の数字を想像できるでしょうか。

CALLS Strike PUTS
0.00 10 0.00
0.00 10.5 0.00
0.00 11 0.00
0.00 12 0.00
0.00 12.5 0.00
0.00 13 0.00
0.00 13.5 0.00
0.00 14 0.00
0.00 14.5 0.00
0.00 15 0.00
0.00 16 0.00
0.00 17 0.00
0.00 18 0.00
0.00 19 0.00
0.00 20 0.00

一般の株式オプションにもオプションチェーンがあります。
しかし、それはVIXOのそれとは本質的に違うものです。

「オプションチェーンは数字の意味が見えてくるともっと衝撃的です。」
と述べました。

VIXOのカラクリを解いてみましょう。
ナンバーオペレーションはここから“本当の”本格的始まりです。そして、ここからがもっと深いのです。

4/9 VIXF1 VIXF2 VIXF3 VIXF4 VIXF5 VIXF6
APR MAY JUN JUL AUG SEP
VIXF6 SEP 17.08
VIXF5 AUG 16.87 0.21
VIXF4 JUL 16.83 0.04 0.25
VIXF4 JUN 16.53 0.30 0.34 0.55
VIXF2 MAY 16.23 0.30 0.60 0.64 0.85
VIXF1 APR 15.08 1.15 1.45 1.75 1.79 2.00
4/9 VIXF1 VIXF2 VIXF3 VIXF4 VIXF5 VIXF6
APR MAY JUN JUL AUG SEP
VIXF6 SEP 10.05
VIXF5 AUG 10.05 -0.01
VIXF4 JUL 10.15 -0.10 -0.10
VIXF4 JUN 10.15 0.00 -0.10 -0.11
VIXF2 MAY 10.19 -0.03 -0.04 -0.13 -0.14
VIXF1 APR 9.95 0.23 0.20 0.20 0.10 0.09
VIXMAR^VIXAPR 2^1(Index)
2019/3/19 0.78 0.00
2019/3/20 0.80 0.01
2019/3/21 0.85 0.05
2019/3/22 0.40 -0.29
2019/3/25 0.40 -0.29
2019/3/26 0.75 -0.04
2019/3/27 0.75 -0.05
2019/3/28 1.00 0.12
2019/3/29 1.10 0.20
2019/4/1 1.10 0.21
2019/4/2 1.20 0.27
2019/4/3 1.15 0.24
2019/4/4 1.15 0.24
2019/4/5 1.25 0.32
2019/4/8 1.20 0.29
2019/4/9 1.15 0.23
6^1 6^1(Index)
2019/3/19 1.85 0.00
2019/3/20 1.75 -0.07
2019/3/21 1.75 -0.05
2019/3/22 0.65 -0.82
2019/3/25 0.90 -0.68
2019/3/26 1.45 -0.29
2019/3/27 1.45 -0.31
2019/3/28 1.85 -0.03
2019/3/29 1.95 0.05
2019/4/1 2.10 0.17
2019/4/2 2.25 0.25
2019/4/3 2.05 0.14
2019/4/4 2.15 0.20
2019/4/5 2.40 0.38
2019/4/8 2.22 0.27
2019/4/9 2.00 0.09

VIXAPRが来週期日を迎えます。
VIXAPR10C−1/[ATM]P−1/25C+1はランオフさせてから、VIXMAY10C−1/[ATM]P−1/25C+1へのローテーションをするか、VIXAPR10C−1/[ATM]P−1/25C+1を保有したまま、VIXMAY10C−1/[ATM]P−1/25C+1を加えるか、あるいは、
VIXAPR10C−1/[ATM]P−1/25C+1はランオフさせてから、VIXMAY10C−1/[ATM]P−1/25C+1へのローテーションをするか(以上、比率1:1:1、25C+1の代わりに30C+1も可。)・・・余力資金、他のハンドへの資金配分などを考慮して判断します。

VIXAPR[ATM]P+1/VIXMAY[ATM]P−1(比率1:1)などの、VIXAPR[ATM]P+絡みのP+1/P−1のハンドについては、VIXAPRのP+だけを先にフォールドして、他のP−は残し、VIXMAY17P+やVIXMAY18P+1を加えることができます。(VIXMAY16P−は10C−との絡みで利用していることを想定。)それはローテーションやり方の一つです。

例えば、

VIXAPR17P+1/VIXSEP17P−1
について、

VIXAPR17P+1をフォールドしVIXSEP17P−を残し、
VIXMAY17P+1を加えることは可能です。

VIXAPR17P+1/VIXSEP17P−1
        ↓
VIXMAY17P+1/VIXSEP17P−1

APRを外してマトリックスを見てみましょう。

MAY JUN JUL AUG SEP
VIXF6 SEP 17.08
VIXF5 AUG 16.87 0.21
VIXF4 JUL 16.83 0.04 0.25
VIXF4 JUN 16.53 0.30 0.34 0.55
VIXF2 MAY 16.23 0.30 0.60 0.64 0.85

APRが期日を迎えた後に、VIXF2^VIXF1に循環するJUN^MAYに着目したいと思います。
同数値(VIXJUN^VIXMAY)がVIXF6^VIXF5の時にオペレーションを実行してすでにハンドを持っているなら資金の余裕をみてレイズしておきたいと思います。

また、ほぼ0.00に並んだAUG^JULに対してもP+1/P−1、さらに、資金の余裕をみて、C−1/C+1を実行したいと思います。

P+1/P−1をすでにシーケンシャル的に組んで実行している場合、レイズを適宜実行していきます。レイズはC−1/C+1でも構いません。

上記のオプションチェーンの話に絡み、
P+1/P−1とC−1/C+1の組み合わせをさらに分解して収益を稼ぐことができるのですが、まずは、基本ハンドのポイントを押さえましょう。

例)
VIXMAY17P+1 @2.30/VIXJUN16P−1 @1.65
VIXJUL17P+1 @2.35/VIXAUG16P−1 @1.85
VIXJUL 17C−1 @2.15/VIXAUG17C+1 @2.35

*PLはそれぞれのVIXFが期日を迎えた時点の数値をベースにしています。

VIXMAY VIXMAY17P+1 VIXJUN VIXJUN
16P-1
12.00 270.00 12.00 -215.00
12.50 220.00 12.50 -165.00
13.00 170.00 13.00 -115.00
13.50 120.00 13.50 -65.00
14.00 70.00 14.00 -15.00
14.50 20.00 14.50 35.00
15.00 -30.00 15.00 85.00
15.50 -80.00 15.50 135.00
16.00 -130.00 16.00 185.00
16.50 -180.00 16.50 185.00
17.00 -230.00 17.00 185.00
17.50 -230.00 17.50 185.00
18.00 -230.00 18.00 185.00
18.50 -230.00 18.50 185.00
19.00 -230.00 19.00 185.00
19.50 -230.00 19.50 185.00
20.00 -230.00 20.00 185.00
VIXJUL VIXJUL17P+1 VIXAUG VIXAUG
16P-1
12.00 265.00 12.00 -215.00
12.50 215.00 12.50 -165.00
13.00 165.00 13.00 -115.00
13.50 115.00 13.50 -65.00
14.00 65.00 14.00 -15.00
14.50 15.00 14.50 35.00
15.00 -35.00 15.00 85.00
15.50 -85.00 15.50 135.00
16.00 -135.00 16.00 185.00
16.50 -185.00 16.50 185.00
17.00 -235.00 17.00 185.00
17.50 -235.00 17.50 185.00
18.00 -235.00 18.00 185.00
18.50 -235.00 18.50 185.00
19.00 -235.00 19.00 185.00
19.50 -235.00 19.50 185.00
20.00 -235.00 20.00 185.00
VIXJUL VIXJUL
17C-1
VIXAUG VIXAUG1’C+1
12.00 215.00 12.00 -235.00
12.50 215.00 12.50 -235.00
13.00 215.00 13.00 -235.00
13.50 215.00 13.50 -235.00
14.00 215.00 14.00 -235.00
14.50 215.00 14.50 -235.00
15.00 215.00 15.00 -235.00
15.50 215.00 15.50 -235.00
16.00 215.00 16.00 -235.00
16.50 215.00 16.50 -235.00
17.00 215.00 17.00 -235.00
17.50 165.00 17.50 -185.00
18.00 115.00 18.00 -135.00
18.50 65.00 18.50 -85.00
19.00 15.00 19.00 -35.00
19.50 -35.00 19.50 15.00
20.00 -85.00 20.00 65.00