no031819
『ナンバーオペレーションは相場ではない。』と同じくらい繰り返し述べてきたのは『すべてはN
になる。」です。それはマトリックスの数値のカラクリを端的に表した言葉です。
それは森博嗣著『すべてはFになる』という推理小説のタイトルをもじったものです。余談ながらそれは私のお気に入りで数学が絡んだ推理小説です。日本語で文学を読むのが苦手な私でもけっこう楽しめました。
その小説の一部をここに引用します。
「先生、現実って何でしょう?」
「現実とは何か、と考える瞬間だけ、人間の思考に現れる幻想だ」
幻想のことを英語で”illusion”(「イリュージョン」)と言います。最近のレポートの中でその言葉を何度か用いました。ナンバーオペレーションにおいて数値の変化に踊らされているならそれはイリュージョンを現実と錯覚しているのです。
イリュージョンはナンバーオペレーションを理解するためのキーワードとして憶えておいてください。イリュージョンは思考によって作られたもう一つの現実です。ナンバーオペレーションではそれを「数学的思考」あるいは「数学的概念」という言葉に置き換えてみましょう。