no 052706

発行日:2016年05月26日

<MESSAGE>

*来週のOCFC通信は 6/1(水)から配信します。(5/30・31は、通信はお休みです。)ご了承ください。

私たちが現在実践している「オプション取引」の”事業的アプローチ”について会計学の観点からあらためて思考を巡らせてみたいと思います。

今週は「通信」を通じて会計学に関することを述べました。私は会計学は技術であり私たちが取り組んでいる”事業”匂いて強力な武器であると考えています。

「私たちの事業活動は、キャッシュを使ってキャッシュを製造することです。つまり、手持ちのキャッシュを「キャッシュ製造マシーン」と呼ぶべき装置(“仕組み”、デリバティブズ=オプション)に投入します。投入したキャッシュはその装置の中の幾つかのプロセスを通じて新たなキャッシュを生み出し外に吐き出されます。」

今週月〜木に配信した「通信」をもう一度お読みいただければと思います。
<CORRESPONDENCE & COMMENTARY>に解説を掲載しました。

個人口座で取引されている方も・・法人を持っていなくとも・・個人事業主として会社の経営者のように「オプション取引」にアプローチしてください。その意味では、会社を経営されている方(法人のオーナー)と同じ会計のアプローチを取ってほしいと思います。

企業会計には「財務会計」と「管理会計」があります。
前者は株主、銀行や取引先や利害関係者に対して会社の活動実績を報告することを目的にした会計です。また、そのような財務会計のうち、法律に基づいて行われる会計を「制度会計」と言います。税務のために行う会計は「制度会計」に従います。

私たちの”事業”において実践上より重要なのは「管理会計」です。
「管理会計」とは英語で”managerial accounting”と言います。”managerial”は「管理の」と訳されていますが、「経営上」あるいは「経営者のための」という意味にとった方がいいと思います。私たちにとっては「オプション取引を”事業”として実践するための」会計という意味になります。

例えば、私たちは”経営上の解釈”として(「制度上の解釈」とは異なる)オプションを売ることで得たキャッシュを「営業キャッシュフロー」のように扱っています。つまり、それを”儲け”として扱っているわけです。

そのような管理会計学上の解釈や扱いは間違いではありません。
私たちは「制度会計」とは別に、「管理会計」をうまく操る技術を身につける必要があります。

ところで、私は「利益」を重視していないと、これまで再三述べてきました。
「儲け」を重視しています。

「えっ!”利益”と”儲け”は同じじゃないのか!?」と思われる方がいらっしゃると思います。「利益」とは、企業が生み出した価値のことであり企業活動の成果です。一方、「儲け」はビジネス(事業)を通して増加したキャッシュのことで「営業キャッシュフロー」を意味します。両者はまったく異なる概念なのです。

いずれにせよ、私たちが取り組んでいるオプション取引の事業的アプローチには会計学の技術が求められます。会計学の理論の詳細を学習する必要はありません。そのエッセンスを理解し、管理会計学の技術が私たちに取って武器であることを認識してほしいと思います。