money in the 21st century

発行日:2015年04月27日

“デリバティブズ”についてはこれまで幾度か述べました。
“デリバティブズ”もまた“マネー”と同様に正体のわかりにくい金融・経済社会の産物だと思います。

私はそれを“21世紀の“マネー”だというイメージでとらえそしてそのように扱っています。株式や債券のような金融商品とは全く異なる姿を持っています。その正体が分かりにくいのは単に小難しい金融工学や数理的な理論のベールで包まれているからとは言い難い要素があります。それを端的にいえば、実体のないバーチャルな対象物なだからと言えます。

私たちはバーチャルな世界にもう少し注意を払う必要がありそうです。
「バーチャル」について既にその意味を述べました。
“デリバティブズ”は物理的空間ではなく仮想空間で生み出された産物です。ここに「株式や債券のような金融商品とは全く異なる姿を持っています。」と述べた根拠があります。

さて、「私はそれを“21世紀のマネー”だというイメージでとらえそしてそのように扱っています。」と述べたことについてもう少し踏み込んでみたいと思います。
“21世紀のマネー”とは「仮想空間」で作られた“マネー”を意味します。実体がないのになぜ“マネー”を生み出せるのか。そこに“今日的なマネー”の本質があります。

思い出してみましょう。
“マネー”は財布の中にある紙幣や硬貨ではなく「信用」(クレジット)であるということを。
そして、“デリバティブズ”も信用をベースに成り立っています。
“マネー”と“デリバティブズ”はつながっているのです。