Matrix 1 and its background (2)
下の表は「マトリックス1」です。
| VIXF(1) | VIXF(2) | VIXF(3) | VIXF(4) | VIXF(5) | VIXF(6) | ||
| APR | MAY | JUN | JUL | AUG | SEP | ||
| VIXF(6) | SEP | 16.30 | |||||
| VIXF(5) | AUG | 15.50 | 0.80 | ||||
| VIXF(4) | JUL | 15.00 | 0.50 | 1.30 | |||
| VIXF(3) | JUN | 14.25 | 0.75 | 1.25 | 2.05 | ||
| VIXF(2) | MAY | 13.60 | 0.65 | 1.40 | 1.90 | 2.70 | |
| VIXF(1) | APR | 13.30 | 0.30 | 0.95 | 1.70 | 2.20 | 3.00 |
この表にある「”VIXF”とは何か?」とか、”VIXって何?」といった質問をこれまで多くの方々から受けました。金融の世界で一般に知られているVIXやVIXFについての知識はナンバーオペレーションの実践には役に立ちません。
ナンバーオペレーションは一般に広く理解されている経済や金融と直接関係ありません。それらとは独立した別の世界を作っていると言っていいでしょう。先月お話ししたように“パラダイム”が異なるのです。
VIXは米国を代表する株価指数S&P500の変動率(変動の大きさを百分率で表した数値)を指数化したものです。VIXFはそのような指数化した数値を工学的技術によって取引可能にした数値とその仕組みです。
ナンバーオペレーションの実践では、以上の知識を一度忘れていただいて結構です。 S&P500もVIXも知らなくていいのです。ナンバーオペレーションではそれらを一切見ません。VIXFについてもVIXと切り離して考えてください。VIXFは“数”です。しかし、「“数”とは何か。」と考えた時、表面には見えない奥の深さがあります。
VIXFは変化率を基にした“数”です。変化の対象がたまたま上記のS&P500だったというだけです。変化の対象がある動く物体だったとしても変化率という概念は同じです。つまり、VIXFという“数”は概念なのです。
VIXF(1)〜VIXF(6)に見られる(1)から(6)はVIXF(1)〜VIXF(6)のそれぞれのライフ(=寿命=期日前の期間)を意味しています。
そこで、もう一度上に掲げた「マトリックス1」をご覧ください:
VIXF(1)=13.30
VIXF(2)=13.60
VIXF(3)=14.25
VIXF(4)=15.00
VIXF(5)=15.50
VIXF(6)=16.30
13.30〜16.30は元々変化率なので単位は“%”(「パーセント」)です。それが“制度上”(=人工的に)「ドル」に変られたことで“数”という概念がマネー(おカネ)に入れ替わったのです。マネーの本質がなんとなく見えてきたと思います。なお、13.30〜16.30の数値は日々変化します。
今度は上に掲げた「マトリックス1」の右から5列目一番下の段の数“0.30”をご覧ください。それはVIXF(1)とVIXF(2)のそれぞれの数値を加工して(差をとって)作れた”数“で”VIXF(2)^VIXF(1)“というシンボルで表します。数学的には表の右側に表示された数値から左側にある数値を差し引いて作られる価値でそれを”(右側のシンボル)^(左側のシンボル)“[VIXF(2)^VIXF(1)]と表記します。
ナンバーオペレーションではVIXF(1)〜VIXF(6)の6個の“数”を「数値」と呼びます。上述の”0.30”はそのような数値の加工によってスクられた“数”で「価値」と呼んで言葉上「数値」と区別します。
数値も価値も共に“数”であることには変わりません。
同様に、「マトリックス1」の右から1列目下から5段目の数“0.80”をご覧ください。
それは”VIXF(6)^VIXF(5)“でVIXF(5)とVIXF(6)のそれぞれの数値の差からつくられた価値です。
もう一度上に掲げた「マトリックス1」をご覧ください:
VIXF(1)=APR
VIXF(2)=MAY
VIXF(3)=JUN
VIXF(4)=JUL
VIXF(5)=AUG
VIXF(6)=SEP
APR〜SEPは毎月入れ替わります。
現在VIXF(1)であるAPRが期日を迎え消滅すると、次のように入れ替わります。
VIXF(1)=MAY
VIXF(2)=JUN
VIXF(3)=JUL
VIXF(4)=AUG
VIXF(5)=SEP
VIXF(7)=OCT
VIXF(1)〜VIXF(6)は固定され連続性を保っています。そして、APR〜SEPは入れ替わり循環します。ナンバーオペレーションはそのような“数”の構造的連続性と循環性を利用しているのです。
上述のことは「マトリックス2」に関連しています。
次回、その関連性について述べます。