Laplace’s demon
今年最後のオペレーショナルメッセージ(operational message)です。
前日、ナンバーオペレーション(「ナンオペ」)に絡み「思考実験」という言葉を用いました。
“実験”というと、正しいかどうかがわからないものについてあるいは最終的にどうなるか結果がわからないものについて仮説を立てて実際に試行錯誤を繰り返すようなイメージがあるかもしれません。
“実験”とは本来そのようなものなのですが、私は「思考実験」という言葉によってそのようなことを意味していません。既に述べたように、私たちの扱う数値の構造から私たちは新しい価値(“マネー)を創出し収益を生み出すことができることがわかっています。
ナンバーオペレーションにおいては“実験“とは思考に基づいて実際にアクションを取る(オペレーションを実行する)ことを意味します。
フランスの数学者ピエール=シモン・ラプラスはこのように述べています。
「もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も過去同様に全て見えているだろう。」
ラプラスは、宇宙に存在する原子の運動と位置を知ることができれば完全に未来を知ることができると考えました。「全てがあらかじめ決まっていた筋書き通りになる。・・・・こうした考えは決定論や機械論と言われ、ラプラスが主張する未来を決める知性は、のちに「ラプラスの悪魔」(Laplace’s demon)と呼ばれるようになりました。
私はマトリックス1の数値構造とその循環性、そしてそれらから生み出された数値群(マトリックス2とマトリックス3に含まれた数値)とそれらの関連性を元に、「思考実験」を繰り返しながら、「ラプラスの悪魔」を思い描いていました。
そこで、マトリックス1、マトリックス2及びマトリックス3に含まれた数値をもう一度観察してみましょう。
それらの数値を記録されている方は過去に遡ってそれらのマトリックスに含めれた数値の変化を確かめてみましょう。
それらの数値は日々変化しながら一定の水準に収束するかあるいは循環性やパターンを見せていることに気づかれると思います。
あらためてマトリックス1〜3に含まれた全ての数値について理解していることを整理してみましょう。マトリックス1の数値は一定の水準に収束し循環性を示しそして一定の変化のパターンがあります。マトリックス2の数値はマトリックス1から数学的概念・思考に基づいて造られたものです。したがって、マトリックス1の数値について認められる収束性・循環性・法則性がマトリックス2の数値にも当てはまります。さらに、マトリックス3の数値はマトリックス2の数値を元に数学的概念・思考に基づいて造られたものです。ただし、マトリックス3の数値はマトリックス2の数値に対して対称性を帯びています。したがって、マトリックス2の数値について認められる収束性・循環性・法則性は対称性をもってマトリックス3の数値に当てはまります。
以上が今年最後のOCFC通信です。
OCFCレポートno122316において述べましたように、「ナンバーオペレーション」(“ナンオペ”)はオプションの専門家・実践者としての私のキャリアの集大成です。ここまで辿り着けたのは皆さんに根気強くついてきていただいたおかげです。感謝に堪えません。
しかし、そのような“集大成”は終わりではなく始まりです。
「ラプラスの悪魔」(Laplace’s demon)とも呼ぶべき数値構造の真髄を解き明かし私たちのさらなる報酬に結びつけていきたいと思います。
来年も引き続きよろしくお願いします。
よいお年をお迎えください。


