insurance and options

発行日:2015年08月31日

先週は株式マーケットの急落に伴うボラティティの凄まじいスパイクが見られたのでそれに関わる話を述べました。株式オプションとボラティリティの構造やしくみには“マネー”を生み出す“からくり”(装置)が存在することが改めて認識できたと思います。

以前にマネーを生み出すしくみとしての「オプション取引」と「銀行預金」の話をしました。
今度は「オプション」と「保険」の話をします。

「オプション」と「保険」はしくみ上非常に類似しています。いずれも形のある商品ではなく概念に基づくしくみであるという点では同じです。また、取引も「契約を交わすこと」という点では同じです。さらに、キャッシュとサービス(債務[義務]の履行)の交換という点でも全く同じです。
オプションマーケットのほとんどの参加者はオプションを保険と同じだと理屈ではわかってもそのような扱いをしていないだろうと思われます。皆さんは「オプション取引」について「保険」の契約を交わす保険会社の経営をするようなイメージをもって取り組んでみてはいかがでしょうか。

オプションの「権利行使」は「保険の加入者」による「保険請求」になぞることができます。「保険の加入者」とは「オプションの買い手」であり、「保険会社」は「オプションの売り手」です。そして、「オプション取引」を保険会社と保険加入者の間の「契約」になぞることができます。「オプション取引」とはまさしく「保険契約」なのです。「オプション取引」の“取引”とは「契約を交わす」ことを意味します。保険会社は保険加入者との間で契約を交わすことで保険料(プレミアム)を得るわけですが、それはオプションプレミアムと同じです。

保険会社の経営者になったとイメージしてオプションを扱ってみましょう。
次回も以上について引き続きお話します。