imagery

発行日:2015年11月26日

物事を理解するというより“ピンと来る”ということの方が大事だと思われます。直観的に何となくわかるといった漠然とした感覚なのですが、私はこれを重要視しています。

この“ピンと来る”ということですが“イメージ”と関係していると思います。日本語で“イメージ”といいますが、英語には“image”と”imagery”という単語があります。日本語ではいずれも”イメージ“になりますが、”image”映像の“像”、“imagery”は風景画のような光景で詩的なニュアンスがあるようです。私がピンと来るときはどうも”imagery”で捉えているように感じます。詩的ということはないのですが、絵や図を頭に浮かべているようです。

仕事として扱っている数字も”imagery”を浮かべていることが多いようです。オプション取引の数字も同様です。あまり理論的に考えるとかえって混乱するか、むしろ、“ピンと来る”ことから遠ざかっていくように感じられます。

以前、私はMichio Kaku著“The Future of The Mind”(邦語訳版は『フューチャーオブザマインド』)を紹介しました。著者は理論物理学者ですが、同書には脳の構造や機能についての記述があります。脳のしくみはとても興味深いです。私たち人間は私たちが思っている以上に優れた知的動物です。それは私が学校で受けた教育とは関係なく、私たちの頭脳は元々優れているといえます。このことが”image”や”imagery”と関係しているのではないかと私には感じられます。

以上のことをオプション取引の実践と絡めて考えてみましょう。
皆さんが実践している“ストラテジー”を理屈ではなく一度”image”や“imagery”の中にいれてキャッシュフロー(マネーの流れ)を掴んでみましょう。中央銀行が紙幣を印刷するような自分が容易に”マネー“をプリントして作っている姿を想像してみましょう。

会計上の数字の流れもイメージで捉えるといいでしょう。

上記の“The Future of The Mind”の中で著者はこのようなことも言っています。「現実もイメージも同じである。」実は、これはアインシュタインの言葉でもあるのです。