how to treat options as a business (2)
「オプション取引を事業あるいは仕事(職業や副業)として取り組むにはどうしたらいいか。」について引き続き述べます。
ブローカーのシステムに言及しました。そこに「オプション取引に事業あるいは仕事(職業や副業)として取り組んでいる」皆さんを妨げる罠があることを認識してほしいと思います。ブローカーから見れば皆さんがオプション取引に事業として取り組んでいるかどうかなど関係がありません。ブローカーは皆さんを等しくスペキュレーター(speculator=投機家)として扱っています。皆さんがどのような意図をもってオプション取引をしていようとも彼らはシステム上皆さんをスペキュレーターとして扱い皆さんの取引したオプションのポジションの管理を行っています。ここに皆さんの目的を阻む大きな罠があります。彼らは意図的にそのような罠を仕掛けているのではありません。結果としてそのようになっているのです。皆さんはそれを認識しないと、目的から逸れていってしまうのでしょう。
“Unrealized Profit & Loss”(未実現損益)について皆さんは以下のことを認識していなければなりません。それに振り回されると皆さんはオプションを半永久的に習得できないといっても過言ではありません。
分かり易く説明するために、魚屋の例をあげます。
昨日魚屋さんが顧客に秋刀魚を売りました。それによって魚屋は現金で1万円の売り上げを計上することができました。端的に、1万円儲けたということです。ところが、今日になってみると秋刀魚の値段が上がっていました。同じ量の秋刀魚を昨日ではなく今日売ったとすると1万2千円の売り上げになったとしましょう。魚屋は既に顧客に秋刀魚を売りそして現金を受け取っています。昨日行った商売は昨日で完結したのです。魚屋は差額の2000円について「評価損」として受け止めるでしょうか。
今度はオプション取引の例をあげます。
昨日XYZという銘柄のプットを売って500ドルのキャッシュ(現金)を受け取ったとします。この現金取引について顧客(オプションの買い手)に対するサービス(権利行使の請求に応じる約束)を履行できるように準備金を1000ドル積み立てたとします。これによってこのビジネス(商売)はクローズ(完結)しました。ところが、今日になってみると同プットの値段が上がっていました。同じプットを昨日ではなく今日売ったとすると600ドルのキャッシュを受け取れたとしましょう。私は既に顧客(オプションの買い手)にプットを売りそしてキャッシュを受け取っています。昨日行った取引(商売)は昨日で完結したのです。私は差額の100ドルについて「評価損」として受け止めるべきでしょうか。
取引を仲介しているブローカーのインターネット取引画面にはその100ドルが赤字で表示されています。その数字の左側にはその数字が何であるかを英語で表示されています。“unrealized profit & loss”と書かれてあります。「未実現損益」という意味です。私はそれをこのように受け止めました。「昨日行ったあなたの取引を今日(今)取引したら実行したなら100ドル多く儲けられたのに・・・(残念でしたね)。」 ・・・・「余計なお世話だ。」 そう思って私は受け流すことにしています。
ブローカーは皆さんが行う取引の意図や事情を全く考慮していません。ルールには従いますが、ブローカーの事情に合わせる必要はないのです。