how to treat options as a business (1)
オプション取引を事業あるいは仕事(職業や副業)として取り組むにはどうしたらいいのかという点について述べます。“オプション”を一般に理解されている「オプション」と見なさないことです。私は“オプション”についてデリバティブズの解説とともに、それを“しくみ”であると述べてきました。それは単なる比喩ではありません。“オプション”をモノにできるかどうかはそこにかかっているといっても過言ではありません。それは表面上単純にみえますが、非常に深い内容をもっています。
オプションに取り組まれている皆さんの多くにとってそれが大きな壁になるはずです。事業家や一般の個人がオプション取引をモノにするにはこの壁を乗り越える必要があります。そこで以下のことを述べます。
「壁を乗り越える」という表現をしましたが、それは「マインドを変える」という意味です。さらに、「マインドを変える」とは「“相場”(=”トレード”; 「取引」という意味ではなく“キャピタルゲイン”を求めて売り買いを行うこと。機会主義)的アプローチを完全に捨てること」を意味します。
皆さんが上述の内容を理解しても“壁を乗り越えること”を阻む罠が存在します。その罠はブローカーのシステムに組み込まれています。“ブローカー”とは皆さんがオプションを取引するための口座を開設した米国証券会社を指します。それは皆さんのオプション取引を仲介します。しかし、仲介するだけでなくポジションの管理をしてくれます。それは便利である一方で、皆さんに罠を仕掛けています。もちろん、彼ら(ブローカー)にはそのような意図はありません。しかし、結果としてそうなっているのです。ブローカーがシステム上皆さんの取引したポジションを管理するのは皆さんの利益を守ることが目的ではありません。ブローカーはリスクから自分の身を守るための措置(手段)を構築しているのです。
具体的にどういうことかというと、ブローカーはシステム上「オプション取引」を「先物取引」のように扱っているのです。つまり、個々の取引を完結したものとしてではなく一つの取引が行われた後期日までの間に反対売買が行われてポジションが解消されることを前提にブローカーのシステム上ポジション管理が行われています。それがunrealized profit & loss (未実現損益)という数字として表示されます。“壁を超える”ためにはこの数字の意味を理解してそれに影響されないようにする必要があります。
「オプション取引を事業あるいは仕事(職業や副業)として取り組むにはどうしたらいいのかという点について述べます。」といところから始めましたが、上述の内容はその前置にすぎません。しかし、その前置の内容を理解することは非常に大切です。その上でこのテーマの本論に入ります。次回この続きを述べます。