history of “central bank ” and our business of options
引き続き銀行についてお話します。
私たちが取り組んでいるオプションの“事業的アプローチ”は銀行のメカニズム(“からくり”)を知ることでその本質が見えてくるはずです。
中央銀行は市中銀行の銀行と言われていますが、中央銀行にはそれ自体“大きな役割”があります。私たちが知らなければならないのは教科書的な金融論や経済学ではありません。それは“コインの裏側”に通じています。
世界各国に中央銀行が設立され始めたのは19世紀ごろからです。日本の中央銀行である日本銀行(日銀、BOJ)は1882年に開業しました。米国の中央銀行に相当するFRBは1913年に設立されました。当初、各国の中央銀行は「金本位制」(”Gold Standard”)を採用していました。
「金本位制」は私たちが取り組んでいる“事業”にとってもキーワードですので記憶に留めておいてほしいと思います。金本位制とは、金を通貨価値の基準とする制度のことです。中央銀行は発行した通貨と同額の金を常時保管し金と通貨の引き換え(「兌換」といいます。)を保証していました。逆に言えば、中央銀行は金の保有量に見合う分の限度を超えて通貨を発行することができなかったのです。
ところが、1971年に米国大統領リチャード・ニクソン氏がドルと金の兌換を停止すると宣言しました。歴史上「ニクソン・ショック」と呼ばれるこの出来事によって金本位制は終焉を迎えることになったのです。他の国も米国に追随しました。各国は金の保有量に関係なく通貨を発行できるようになりました。
それは、国が信用にもとづいていくらでも好きなときに好きなだけ通貨を発行することが許されるということを意味しました。
皆さんの中には以上の話を既にご存知の中がいらっしゃるでしょう。そのような方もときどき上述の話をオプションの実践に取り組む中で思い出してほしいのです。
以上の話は“デリバティブズ”としてのオプションとの間に根底において強い繋がりをもっています。
「中央銀行のように私たちも合法的に通貨を発行してキャッシュを作ることはできないだろうか?」・・・私はそのように考えていました。
<APPENDIX>を掲載しましので、引き続きログイン画面をご覧ください。
なお、タームストラクチャーの表及びグラフを<APPENDIX>に含めしたので参考にしてください。