history of bank and mechanism of banking
すでに長くお付き合いいただいている方は以下の話は幾度か読まれたと思います。くどいようですが、再び掲げます。思い出していただきたいのです。一方、最近入会された方には以下の史実に着目して記憶に留めておいてください。これは現在の銀行の形態の始まりについて述べたものです。この話を時々思い出してほしいのは私たちが“金融のからくり”の罠に陥らないためです。私たち自身を見失いためです。私たちが事業として対象にしているのは「コインの裏側」です。
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現在のような形態の銀行が誕生したのは、17世紀ごろのヨーロッパにおいてだったと言われています。当時のヨーロッパでは貿易の拡大によって商業取引が盛んになり金が決済に使われそれを大量に保有する商人が多く出てきました。大量の金の保有するのは危険なのである特定の人たちに預けることになったのです。今日でいう「預金」に相当するものです。そして、その“特定の人たち”とは「ゴールドスミス」と呼ばれる金細工商でした。彼らは金庫を所有していたのです。
そして、「ゴールドスミス」は自分たちに金を預ける顧客に「預かり証」を発行しました。
ゴールドスミスたちはある面白い事実に気づきました。それは、金を預けて預かり証を受け取る人は多くいるものの、預かり証を持参して金を引き出す人がほとんどいないという事実でした。かれらはその事実を利用することにしたのです。つまり、架空の預かり証を発行して人に貸し付けて利息を稼ぐことを始めたのです。
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金融の世界は“嘘”に満ちています。
「“嘘”に満ちている」とはその世界が虚飾に覆われ、本質が見えにくく厚いベールに包まれていることを意味しています。
金融の世界には一般に知られていない“からくり”があります。
まず、上述の銀行の歴史に表れているような“銀行業のからくり”がそうです。その“からくり”によって銀行は“マネー”を何もないところから作り出しているのです。
私たちは“事業”に取り組む上で「“マネー”とは何か」についていつも考える習慣をつける必要があります。オプション、ボラティリティ・・・等のしくみや概念はすべて上述のことと関係しています。