Formula for Matrix (2)

発行日:2017年03月06日

入会されたばかりでこの3月6日号のレポートが初めての方は2月最後に配信したSupplementary Informationをお読みいただければと思います。毎回のレポートは継続性を重視していますので、新規に入会された方への特別の配慮がなされているわけではありません。しかし、重要なポイントについて様々な角度から検討し表現を変えて繰り返し説明して進んでいきますので、やがて全貌が見えてくるはずです。それまで根気強くお付き合いください。また、時間が許す限りバックナンバーをご覧ください。

「ナンバーオペレーション」で扱う「数値」や「価値」(「数値」や「価値」はともに“数”を意味します。後者は「数値」と「数値」の組み合わせによってつくられた“数”です。表においては「数値」と「価値」を色分けして表記しています。えんじ色の文字の“数”が「数値」で、黒色の文字の“数”が「価値」です。

さて、前回の続きです。
“フォーミュラ”を思い出してください。
“フォーミュラ”とは以下のものです:
VXX=[VIXF(1)+VIXF(2)]/2+VIXF(2)^VIXF(1)
VXZ=[(VIXF(4)+VIXF(5)+VIXF(6)]/3+[VIXF(6)^VIXF(4)+VIXF(6)^VIXF(5)+VIXF(5)^VIXF(4)]/3
*VXX=VIXY=VIIX
*VXZ=VIXM=VIIZ

これまでそれらの“フォーミュラ”について幾度か繰り返し述べてきました。
そのような“フォーミュラ”が「マトリックス2」と「レクタングル」の攻略につながります。

VIXF(1)とVIXF(2)の数値を足して平均を求め、さらに、その平均値にVIXF(2)^VIXF(1)の「価値」を加えてもVXXの「数値」は出ません。“フォーミュラ”はそのような一般の数学のルールに基づく計算を意味していないと再三述べてきました。

“フォーミュラ“は「数値」の生成プロセスを意味しているのです。

VXX、VIXY、VIIXは上述の意味において同じ「数値」です。

以下は過去のレポートで述べたことですが、繰り返します。理解されている方は飛ばして結構です。あるいは、確認の意味で軽く目を通してください。

下の3つの表は3・3現在の「マトリックス1」、「マトリックス2」及び「レクタングル」です。

(新規入会者の方は、www.cfe.cbeo.comの Market Data→VX Futures Settlement Price、及び
finanance.yahoo.com をご覧ください。口座をすでに開設されている方はログインスクリーン似て「数値」をご覧ください。)

VIXF(1) VIXF(2) VIXF(3) VIXF(4) VIXF(5) VIXF(6)
MAR APR MAY JUN JUL AUG
VIXF(6) AUG 17.00
VIXF(5) JUL 16.75 0.25
VIXF(4) JUN 16.10 0.65 0.90
VIXF(3) MAY 15.45 0.65 1.30 1.55
VIXF(2) APR 14.60 0.85 1.50 2.15 2.40
VIXF(1) MAR 12.85 1.75 2.60 3.25 3.90 4.15
VXX VIXY VIIX TVIX UVXY VXZ VIXM VIIZ TVIZ
TVIZ 5.13
VIIZ 10.13 -5.00
VIXM 35.09 -24.96 -29.96
VXZ 28.96 6.13 -18.83 -23.83
UVXY 20.13 8.83 14.96 -10.00 -15.00
TVIX 4.40 15.73 24.56 30.69 5.73 0.73
VIIX 5.93 -1.53 14.20 23.03 29.16 4.20 -0.80
VIXY 14.61 -8.68 -10.21 5.52 14.35 20.48 -4.48 -9.48
VXX 17.54 -2.93 -11.61 -13.14 2.59 11.42 17.55 -7.41 -12.41
VXX VIXY VIIX TVIX UVXY VXZ VIXM VIIZ TVIZ
VIXF(6) 0.54 -2.39 -11.07 -12.60 3.13 11.96 18.09 -6.87 -11.87
VIXF(5) 0.79 -2.14 -10.82 -12.35 3.38 12.21 18.34 -6.62 -11.62
VIXF(4) 1.44 -1.49 -10.17 -11.70 4.03 12.86 18.99 -5.97 -10.97
VIXF(3) 2.09 -0.84 -9.52 -11.05 4.68 13.51 19.64 -5.32 -10.32
VIXF(2) 2.94 0.01 -8.67 -10.20 5.53 14.36 20.49 -4.47 -9.47
VIXF(1) 4.69 1.76 -6.92 -8.45 7.28 16.11 22.24 -2.72 -7.72

上の表に合わせると
VXX=17.54
VIXY=14.61
VIIX=5.93

「数値」の水準がそれぞれ異なるのはVXX、VIXY、VIIXがそれぞれ異なる時期に作られたからです。また、“スプリット”の実施によって数値の水準に隔たりができました。しかし、それは重要ではありません。重要なポイントはそれら3つの「数値が」生成されるプロセスや成分あるいは仕組み・構造において同じで、その結果、日々の変化率が同じになるということです。

もう一つのポイントは、
それら3つの「数値」は「マトリックス1」のVIXF(1)とVIXF(2)の「数値」の増加・減少に連動するということです。

さらに、もう一つのポイント・・・・これが長期的には、最も重要なポイントですが・・・
VIXF(2)^VIXF(1)の「価値」が正(プラス)の値である場合、比率分だけVXX/VIXY/VIIXの3つの「数値」を減少させるという点です。

上記例では、
VIXF(2)=14.60
VIXF(1)=12.85
VIXF(2)^VIXF(1)=1.75
“1.75”は“14.60”と”12.85”の差でその比率は-11.98%=[(12.85/14.60)-1✖100%]です。

VIXF(2)^VIXF(1)の“比率”(月間ベース)がVXX/VIXY/VIIZの「数値」を減少させます。

以下のケースが発生しても一時的で長く続きませんが、
VIXF(2)^VIXF(1)の「価値」が負(マイナス)の値である場合は、“比率”がプラスになるので逆にVXX/VIXY/VIIXの3つの「数値」をそれぞれ増加させます。

*TVIX=UVXY=2*VXX
TVIX=UVXY=2*VXX
=2*[ VIXF(1)+VIXF(2)+VIXF(2)^VIXF(1)]

(2*は変化率が2倍であることを意味します。)

TVIXとUVXYは上述の意味において同じ「数値」であり、成分はVXXを2倍にした場合と同じです。

上の表に合わせると
TVIX=4.40
UVXY=20.13

「数値」の水準がそれぞれ異なるのはTVIXとUVXYがそれぞれ異なる時期に作られたからです。また、“スプリット”の実施によって数値の水準に隔たりができました。しかし、それは重要ではありません。重要なポイントはそれら2つの「数値が」生成されるプロセスや成分あるいは仕組み・構造において同じで、その結果、日々の変化率が同じになるということです。

もう一つのポイントは、
それら2つの「数値」は「マトリックス1」のVIXF(1)とVIXF(2)の「数値」の増加・減少の2倍の大きさに連動するということです。

さらに、もう一つのポイント・・・・これが長期的には、最も重要なポイントですが・・・
VIXF(2)^VIXF(1)の「価値」が正(プラス)の値である場合、比率の2倍分だけTVIX/UVXYの2つの「数値」を減少させるという点です。

以下のケースが発生しても一時的で長く続きませんが、
VIXF(2)^VIXF(1)の「価値」が負(マイナス)の値である場合は、“比率”がプラスになるので逆にTVIX及びUVXYの「数値」をそれぞれ2倍分増加させます。