finance and virtual reality

発行日:2015年07月29日

「金融」(英語では“finance”=ファイナンス)というと一般的に小難しいイメージを与えるかもしれません。学問の世界では、「金融論」や「金融工学」といった分野があり、経済学にも「マネタリズム」(新古典派経済学を代表するミルトン・フリードマンが唱えた「貨幣数量説」による通貨政策重視の考え方)があり、「金融」という言葉には一般の人たちには馴染みにくい印象を与えるかもしれません。「金融」という言葉のイメージが独り歩きしているという印象です。

私は“finance”より「金融」という日本語の言葉の方が言い得て妙といった興味深い印象をもちます。「おカネを融通すること」といった響きがあるからです。ここではより簡単に「”マネー“に関わるすべてのこと」として広い意味で考えます。

私は「金融」の世界を“virtual reality”(「仮想的現実」)と結び付けています。
「仮想的現実」とは人間の頭の中にある概念が作り出した世界です。ごくごく簡単に片づけるなら、「金融」とは“マネー”に関連する概念だということです。“概念”という言葉も難しい響きがありますが、それは「物事の本質をとらえるための思考の形式」と意味します。

まわりくどい言い方をしましたが、“概念”は思考と結びついています。つまり、「概念が作り出した世界」である「仮想的現実」とは“思考”の世界ということになります。さらに、それは絵空事の世界ではなく「物理的現実」にも影響を及ぼしています。いずれも現実なのです。

「金融」についてさらに掘り下げて考えていく必要がありますが、オプションの実践家である私たちが忘れてならないのはそれがオプションと関係しているということです。

“相場”ごと(事)ではないオプションによっておカネを稼ぐということは“おカネを稼ぐ”ということの概念(=「物事の本質をとらえるための思考の形式」)を学びそれを実践するということです。

だから、くどいほどに表現を変え、角度を 変えて思考しながら「仮想的現実」から“マネー”や“金融」に迫っているのです。