different views, different rules
「オプション取引に事業として取り組むようになってから“相場”が気にならなくなった。」というコメントを多くの会員の方々からいただくようになりました。一方で、日々のマーケット変動が気になってしょうがないと思われる人はなおいらっしゃると思います。いやでも、“株式”オプションのマーケットに参加しているとどうしても株式マーケットに関する情報が耳に入ってきます。私たちが扱っているオプションは株式またはそれに係わる指数を原資産にしているからです。
そこで私たちの感覚を“事業向け”にするためのちょっとした技術についてお話します。
これは私の経験に基づくものです。そして、それは2008年の“リーマンショック”以来の金融工学の発達に支えられています。
そもそも株式マーケットに関する情報は各国・各地域の株価指数に基づいて平均株価の上昇・下落とそれに伴う材料などが伝えられニュースとなり私たちの耳に飛び込んできます。それらはすべて「コインの表側」に関することです。
「コインの表側」に関する情報に揺さぶられないようにするには、「コインの裏側」に身をさらすことです。そして、感覚を変えてしまうことです。
そんなことが可能なのでしょうか。
私はアメリカの株式マーケットを代表する株価指数を見ません。S&P500やダウジョーンズのことです。とくに、米株式オプションマーケットの参加者は指標としてS&P500を見ます。私たちはそれを見る必要はありませんし見るべきではありません。そのため、<APPENDIX>に掲げていた表からS&P500の数字を除くことにしたのです。
S&P500の代わりに、SPXSを見てみましょう。SPXSは金融工学に基づいてつくられたものでその株価は人工的につくられた数値に過ぎません。ただし、同数値算出のプロセスにおいてS&P500の変化率を基にしています。SPXSはS&P500に対して逆連動で変動率にレバレッジがかかっています。それはまるでS&P500のボラティリティで、“株価”(算出された数値)はVXXの変動に類似しています。
S&P500を一切見ずにSPXSを日々見ていると次第に自分の感覚が通常の株式マーケットから切り離されていくのがわかります。S&P500は世界のマーケットをリードする米国株式マーケットの平均株価を代表していいます。そのような平均株価が急落しているとき世界経済や米経済において何かネガティブなニュースが出ていると考えられますが、そのようなことに目と耳を閉じて、SPXSを見ていましょう。SPXSの“株価”(算出された“数値”)はそのような状況においては増加しています。SPXSに慣れ切ってしまうとその“数値”が増加しているときむしろチャンスだというポジティブな気持ちになれます。新規の取引を行う上で有利な条件を提供しているからです。反対に、SPXSの“数値”が減少しているときはどうでしょう。既に取引したポジションが有利になっていくのでそれもポジティブな気持ちにさせてくれます。“ポジティブな気持ち”とは前向きに私たちの事業を推進させるためのエネルギーです。
上記の“SPXS”は“VXX”や”VIX指数“に置き換えても同じです。
「コインの裏側」を代表する数値に着目してみましょう。
ボラティリティの高い個別銘柄ならなおさら平均株価の動きに目を閉ざすことができます。
ボラティリティの高い個別銘柄のオプションは非常に大きな収入をもたらすという意味で魅力的ですが、「コインの裏側」に存在する“人工的な数値”もまた魅力的です。それは長期的に私たちに大きな利益をもたらす構造を提供しています。
私たちは、一般のマーケット参加者とは全く異なるルールで“事業”を行っているのです。
APPENDEX掲載しましたので引き続きログイン画面をご覧ください。