conceptual structure
オプションに“事業”としてアプローチし取り組むために理解すべきキーワードは「仮想現実」あるいは「仮想空間」です。
オプションを特定の金融商品として理解すると本質を掴めません。本質を捉えることがこの“事業”で成功するために何より重要なのです。
「商品」という言葉には何か形のある対象物を連想させます。「金融商品」という言葉にも「商品」という言葉がついているので同じであろうと感じさせます。
繰り返しますが、私たちが“事業”として扱っているオプションはそのような類いのものではないのです。これまで私はオプションについて「仕組み」や「構造」(英語ではともに”structure”)だと述べてきました。しかしよく考えてみると、「仕組み」や「構造」も英語の”structure”もそれらの語感から同様に何か形のある対象物を連想させると感じられます。
そこで改めて私はオプションを概念的仕組みまたは概念的構造(”conceptual structure”)と呼ぶことにします。それには考え(思考)をベースにしているというニュアンスが含まれています。
以上はどうでもいい内容の話では決してありません。私たちは”マネー“を製造するのに本質に沿って柔軟に思考することが求められます。
「概念的構造(仕組み)」としてのオプションにおいて最も重要な要素は「ボラティリティ」(”volatility”)です。それは数学的な概念から作られたものです。同じように変動する数値なのですが、「株価」と「ボラティリティ」は本質的にそれぞれ別物です。
喩えて言うなら、「株価」という数値と「ボラティリティ」という数値は、ジェットファイター(戦闘機)と飛行機雲のような関係です。前者は実態の動きで、後者は前者の動きの軌跡であり実態がありません。「ボラティリティ」は空気のような存在なのです。
“make money out of thin air”(直訳は「薄い空気からおカネを作る」)という言葉あります。
私たちの“事業”はまさにそれです。
そこでは、今度は、「ボラティリティ」について私たちの取り組んでいる“事業”と照らし合わせながらさらに深く入り込んでいきたいと思います。