Basic Number as an atrificial number
私が本格的に事業的アプローチに取り組み始めた経緯について先週このようなことを述べました。
「私が本当の意味でオプションがわかったのは2008年の“リーマンショック”の時期を経てからです。そして、プロのファンドマネージャーでもある必要もトレーダーである必要もないと感じるようになりました。いや、むしろそのようなプロの職業から離れるべきだと思い始めました。そうして、“事業的アプローチ”に本格的に取り組み始めたのです。」
2008年の“リーマンショック”以降、米国では金融工学の発達に伴って様々な金融商品が開発されました。それらの新しく開発された金融商品の中でとりわけ私の目を惹いたのは株価指数のボラティリティにレバレッジをかけたいわゆる“レベレッジドETF”やボラティリティ指数に連動するETF、さらに、それらのブル型とベア型の設計です。そして、それらを原資産とするオプションが取引できることに私は興奮を禁じえませんでした。
私たちは「株式オプション」を扱っています。それには「ETFオプション」も含まれます。「ETFオプション」はしくみ上「株式オプション」と同じです。私は現在「株式オプション」の“株式”という言葉はある意味において数の概念から“マネー”を製造するイメージを損ねる感じを受けます。私がこの“事業”においてイメージしていることは“数”の概念から“マネー”を製造する仮想的現実です。
BS
そこで、“株式”を記号でSと表示しているのですが、”Stock”ではなく”Symbol”のSとしてイメージしてください。株式という意識を消します。そして、“株価”を”Basic Number”(=基礎数、BS)とします。株価という意識を消します。
以下は先週述べたことです。
上記のことを理解した上で、以下をもう一度読んでみてください。
そして、私たちが“数”から“マネー”を製造していることをイメージしてみてください。
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私たちの事業の本質は“相場”ではないので、“相場”変動や“相場”に関する情報に揺さぶられないようにせよと言っても、言葉で言うのは容易ですが、現実にそうするには「技術」も必要です。私が経験から身に付けた技術の一つは、表側の感覚や価値観とは別のものを身に付けることです。そのために、平均株価を代表する指数は見ない、あるいはそのような株価指数の変化に対する感覚とは別ものを身に付けるといったことです。
S&P500の代わりに、SPXSを見てみましょう。SPXSは金融工学に基づいてつくられたものでその株価は人工的につくられた数値に過ぎません。ただし、同数値算出のプロセスにおいてS&P500の変化率を基にしています。SPXSはS&P500に対して逆連動で変動率にレバレッジがかかっています。それはまるでS&P500のボラティリティで、“株価”(算出された数値)はVXXの変動に類似しています。
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