Back to the basics

発行日:2017年05月24日

当クラブは昨年10月に「ナンバーオペレーションに特化して新たなスタートを切ってから短期間の間に随分と遠くまで来てしまいました。しかし、まだまだ道半ばでさらに踏み込んでいくべき内容があります。

一方で、最近新規に入会された方が多くいらっしゃいます。
そこで、時々振り返り基礎をレビューしながら進んでいきたいと思います。昨年からナンバーオペレーションを実践されて実績をあげている方も振り返って基礎をおさらいしてください。基礎=易しいではありません。基礎=本筆的で重要なこと、成功に欠かせない土台の部分です。それは何度も繰り返しレビューするだけの価値があります。原点に変える時、そこに様々な再発見があります。

ナンバーオペレーションは数学や物理学の概念をその基礎に置き投資やトレードの世界とは本質的に異なる世界を形成しています。だから、その分野の知識や経験はナンバーオペレーションにとっては役に立たないどころか成功の妨げになりえます。また、金融先物や商品先物などの知識や経験も同様にナンバーオペレーションの成功の妨げになりえます。

ナンバーオペレーションはオプションの要素を利用しています。しかし、オプションをあらためて学習する必要はありません。

ナンバーオペレーションではオペレーションを実行するために株式やオプションの制度を利用しています。株式やオプションの取引と同じ執行の方法を採用しています。そのため、表面的にはナンバーオペレーションは株式やオプションの取引と同じように見えます。しかし、ナンバーオペレーションは本質的に株式やオプションなどの金融商品の取引とは異なります。

私がナンバーオペレーションについて「カードゲーム」に喩えてポーカーの例をあげて説明するのは以上が理由です。

私たちの扱う“数”(数値や価値)は株価(株式の値段)や先物価格(フューチャーズの値段)あるいはオプションプレミアム(オプションの値段)とは表面的に似ていても本質的に、また、概念的に、異なるものです。

また、オペレーションを実行するにあたって私たちが拠り所にしているのは数学的思考です。過去のデータや統計などに基づくパターンを利用しているのではありません。また、将来起こることを予測してオペレーションを実行しているのではありません。

以上を理解していただくために、私は可能な限り金融用語、相場用語を使わないようにしています。できれば、「カードゲーム」をイメージしてください。当初は違和感があっても、次第にそのイメージを持てるようになるはずです。ナンバーオペレーションですでに成功しているか成功の軌道に乗っている幾人かの方と話す機会がありました。その方々に「カードゲーム」のイメージが持てるかどうか尋ねてみたところ、皆カードゲームのイメージを持って取り組んでいるのとことでした。

ナンバーオペレーションは、最も軽い気持ちで・・・例えば、銀行の預金の代わりに利用する程度の気持ちで・・・取り組むことができます。実際のところ、銀行預金の代わりにナンバーオペレーションを利用してもいいと思います。そうやって気軽に始めて“利息”の大きさに驚き、さらに深いことを知り本格的にナンバーオペレーションをモノにしようと取り組む人は多くいます。“軽い気持ちで始めたレベル”に留まっているのがもったいないと感じられるほどナンバーオペレーションが扱う“数”の威力は驚異的です。

ナンバーオペレーションを習得するのに、私は向き・不向きはないと思っています。
ただ、人によっては面倒だと感じれるかもしれません。マトリックス1、マトリックス2及びレクタングルといった表を作成してノートかカードに書き込むか貼り付け、数値や価値を日々観察するといった作業の手間があります。また、オペレーションを実行したら、その後のハンド(オペレーションを実行した後に保有する未決済の内容)を記録しノートやカードに書き込みマトリックス1、マトリックス2及びレクタングルといった表と見比べる、必要に応じてハンドの調整を行う・・・さらに、キャッシュの管理を行う、などの手間があります。

向き・不向きがあるなら、ナンバーオペレーションは細かい作業をするのが好きな人、それを厭わない人に向いています。しかし、数が苦手、数学が苦手だというだけで不向きであると自己評価しないでください。“数”を好きになるように努めましょう。“数”は概念であり思考(考え)に過ぎません。計算のための道具ではないのです。“数字”は記号であり言葉と同じです。

日々、少なくとも10分〜15分の時間を割く必要があります。
他に、オペレーションの執行の時間を必要としますが、それはわずかな時間で済むはずです。資金の多い人はほぼ毎日必要かもしれません。オペレーションは毎日実行しなくていいでしょう。

こうしてみるとナンバーオペレーションは一つの仕事になります。本格的に実行する人にとっては事業です。

皆さんにとってそれが辛い仕事にならないようにと私は願っています。
ナンバーオペレーションが皆さんにとって楽しみであってほしいのです。
ナンバーオペレーションはその本質と原理を正しく理解し実践すれば、きっと“数”の虜になるだろうと思います。さらに、わずかでも成果が出ればモチベーションは高まります。ナンバーオペレーションの扱う“数”(数値や価値)はマネーを創出する上で驚異的な力を持っています。手間を厭わず作業をするだけの価値があると言えます。そのような作業は日々の楽しみに変わるはずです。

ナンバーオペレーションの基礎の話に戻ります。
下の表は5・22現在のマトリックス1です。

VIXF(1) VIXF(2) VIXF(3) VIXF(4) VIXF(5) VIXF(6)
JUN JUL AUG SEP OCT NOV
VIXF(6) NOV 16.05
VIXF(5) OCT 15.60 0.45
VIXF(4) SEP 15.00 0.60 1.05
VIXF(3) AUG 13.95 1.05 1.65 2.10
VIXF(2) JUL 13.20 0.75 1.80 2.40 2.85
VIXF(1) JUN 12.25 0.95 1.70 2.75 3.35 3.80

上表が示す数値・価値の構造がマネーという価値を生み出す上で非常に大きな力を持っています。

例えば、JUNとJULの差(JUL^JUN)は0.95です。JUN=12.25、JUL=13.20です。“0.95”は13.20を基準にしてみると約7.2%の割合に相当します。JUNの数値はJUL数値から見て7.2%分小さいという構造を示しています。この数値条件(状況)がずっと同じなら、それはマトリックス2のVXXやVIXYあるいはVIIXのそれぞれの価値を1ヶ月間(JUNとJULの期間の差)で減少させる効力を持っていることを示唆しています。数値・価値条件(状況)が1年間変わらないと仮定すると1年間でそれらの価値を86%も減少させる力に相当します。

今度は、OCTとNOVの差(NOV^OCT)をご覧ください。それは0.45です。OCT=15.60、NOV=16.05です。“0.45”は16.05を基準にしてみると約2.8%の割合に相当します。OCTの数値はNOV数値から見て2.80%分小さいという構造を示しています。

次に、SEPとOCTの差(OCT^SEP)をご覧ください。それは0.60です。SEP=15.00、OCT=15.60です。“0.60”は15.60を基準にしてみると約3.8%の割合に相当します。SEPの数値はOCT数値から見て3.80%分小さいという構造を示しています。

さらに、SEPとNOVの差(SEP^SEP)をご覧ください。それは1.05です。SEP=15.00、NOV=1.05です。“1.05”は16.05を基準にしてみると約6.5%の割合に相当します。SEPの数値はNOV数値から見て6.5%分小さいという構造を示しています。“6.5%”は2か月間における割合なので1か月平均にすると3.25%です。

上記のSEP/OCT/NOVの各数値の割合を平均化してみてみましょう。SEP/OCT/NOVの各数値の割合を平均化すると(2.8%+3.8%+3.25%)/3=3.28% 。数値や価値の条件(状況)が1年間変わらないと仮定すると、12か月で約39%になります。この比率分、VXZ/VIXM/VIIZの価値を減少させる効果があります。

TVIXやUVXYはVXXの2倍、TVIZはVXZの2倍として計算します。

以上から、「すべてがNになる」原理が理解できると思います。

以下は5・22現在のマトリックス2とレクタングルです。

VXX VIXY VIIX TVIX UVXY VXZ VIXM VIIZ TVIZ
TVIZ 18.39
VIIZ 8.52 9.87
VIXM 29.81 -21.29 -11.42
VXZ 24.61 5.20 -16.09 -6.22
UVXY 11.74 12.87 18.07 -3.22 6.65
TVIX 25.60 -13.86 -0.99 4.21 -17.08 -7.21
VIIX 23.62 1.98 -11.88 0.99 6.19 -15.10 -5.23
VIXY 11.62 12.00 13.98 0.12 12.99 18.19 -3.10 6.77
VXX 13.98 -2.36 9.64 11.62 -2.24 10.63 15.83 -5.46 4.41
VXX VIXY VIIX TVIX UVXY VXZ VIXM VIIZ TVIZ
VIXF(6) -2.07 -4.43 7.57 9.55 -4.31 8.56 13.76 -7.53 2.34
VIXF(5) -1.62 -3.98 8.02 10.00 -3.86 9.01 14.21 -7.08 2.79
VIXF(4) -1.02 -3.38 8.62 10.60 -3.26 9.61 14.81 -6.48 3.39
VIXF(3) 0.03 -2.33 9.67 11.65 -2.21 10.66 15.86 -5.43 4.44
VIXF(2) 0.78 -1.58 10.42 12.40 -1.46 11.41 16.61 -4.68 5.19
VIXF(1) 1.73 -0.63 11.37 13.35 -0.51 12.36 17.56 -3.73 6.14