Anatomy of Matrix (2)
「マトリックス1」について述べますが、「マトリックス2」の数値を対象にしたオペレーションに集中して実践している方も「マトリックス1」についての理解を深めてください。「マトリックス2」の数値は全て「マトリックス1」と関係しています。
会員の皆さんの中にはマーケットの知識や経験が十分にありフューチャーズ(先物)の限月制に詳しい方がいらっしゃると思います。例えば、「マトリックス1」をご覧になってContango(コンタンゴ)やBackwardation(バックワーデーション)という言葉が思い浮かばれた方はそのような方でしょう。そのような知識や経験は確かに貴重です。いずれ、また、それらが役に立つ日が訪れるでしょう。しかし、「ナンバーオペレーション」に取り組む過程の一定の段階においてはそのような知識や経験は一度忘れた(=”unlearn”:一度学習したことを捨てること)方がいいでしょう。
「ナンバーオペレーション」で扱っている「マトリックス1」は制度上VIXFの限月制を利用しています。しかしながら、事の本質は別のところにあります。VIXは元々米株価指数の変動率に基づいた指数です。「ナンバーオペレーション」においてはそのような米株価指数も変動率指数もゲーム(*「数学的ゲーム理論」の“ゲーム”と理解してください。)の本質から遠いところにあります。VIXFは「ある期間における期待変化率」を表す数値として理解してください。変化率の対象は「ある動く物体」とイメージしてみましょう。相場を連想させる株価指数は頭から切り離すことです。VIXF(1)〜VIXF(6)の“(1)〜(6)”は異なる期間を指しています。
ポーカーゲームのプレーヤーはカードに集中します。チェスプレーヤーや駒に集中します。彼らがプレー中に経済動向や金融動向について考えることはないでしょう。「ナンバーオペレーション」のオペレーターである私たちも同じです。数値に集中します。株価動向、金利動向、通貨動向などに目をくれる必要はありません。「マトリックス1」や「マトリックス2」の組合せを含めた全てのシンボルをカードだとイメージしてみましょう。合計66枚のカード。それらのカードにそれぞれ数値が与えられます。そのことだけに集中してみましょう。与えれた数値は日々変化します。しかし、その変化には一定の規則性や循環性そして長期的な流れ(方向性)があります。
「ナンバーオペレーション」とは、簡単に言えば、「数値を使って新しい価値(数値)と呼ぶべき“マネー”を創出しそれを収益に変えることを目的に行う一連の操作」を言います。その背景にあるのは数学的(算数的)・物理学的(自然科学的)思考や概念です。「ナンバーオペレーション」のオペレーターである私たちは仮想現実の中にいます。そのようなもう一つの現実の中で私たちは新しい価値(“マネー”)を生み出しています。
「マトリックス1」では各数値が循環していることを常に意識しておくことが大事です。
VIXF(1)であるVIXF(JAN)は1/17に期日が到来しました。そして、JANは消滅します。
そのあと、FEBがVIXF(1)へ、MARがVIXF(2)へ、APRがVIXF(3)へ、MAYがVIXF(4)へ、さらに、JUNがVIXF(5)へ移行します。VIXF(6)にはJULが加わります。現在VIXF(2)^VIXF(1)である数値はかつてVIXF(6)^VIXF(5)だった時期があります。それを理解しておくことは数値の循環性を理解しているのと同じです。その循環性を利用して収益を上げることができます。
数値条件(状況)全般を把握する上で「マトリックス1」の中で最も重要な数値はVIXF(6)^VIXF(1)です。同数値の変化の推移を示したのが下のグラフです。
上表の赤色の文字の数値を結んだのが下のグラフです。
それを「ベーシックストラクチャー」と呼んでいます。
それは通常右肩あがりですが、その角度は日々変化します。
角度はゼロまたはマイナス(フラット〜右肩下がり)になることもあります。
しかし、そのような異常な状況は長く続きません。それが長く続けば金融システムや地球経済が崩壊する恐れがあります。「ナンバーオペレーション」は地球経済が崩壊しないことや金融システムが機能し続けることを前提にしています。
「マトリックス1」のVIXF(1)〜VIXF(6)の6つの数値からなる構造を「ナンバーオペレーション」では「ベーシックストラクチャー」(Basic Structure)と呼びます。
下図は今年(2017年)1/13のVIXF(1)〜VIXF(6)の6つの数値を結んで作成したラインです。
形状としては右肩上がりのラインは「数値条件」が正常であることを意味しています。
下のグラフは約1年前の「ベーシックストラクチャー」の形状を示しています。
同グラフは上の右肩上がりのグラフと比較して明らかに異なる形状を示しています。
それは正常な状態ではありません。
VIXF(1)〜VIXF(6)の構造は時に、上図のような正常の状態とは異なる形状を示することがあります。正常ではない形状はやがて正常の形状に戻ります。また、VIXF(1)〜VIXF(6)の数値はそれぞれ性質が異なり変化の速度も違います。
下のグラフはVIXF(1)〜VIXF(6)のそれぞれについて連続性を持たせて変化の推移を示したものです。それぞれの変化の違いがわかると思います。VIXF(1)が変化の速度も最も大きく、VIXF(6)の変化の速度が最も小さいのです。そのような変化の速度を利用したオペレーションがVIXF(6)^VIXF(5)→VIXF(2)^VIXF(1)をベースにしたものです。それはマトリックス2のVXZ^VXXやTVIZ^TVIXなどにも影響を与えています。
1/17現在のマトリックス表を掲載しました。

