A Trick of VXX and VIX

発行日:2016年10月26日

前回の続きです。
VXXの数値は確かにVIX指数の変化の影響を受けるもののそれは短期的現象に過ぎません。VIXが長期にわたって一定の水準の間において往復運動を繰り返しているのに対してVXXは長期的に限りなくゼロに近い水準に向かって減少していきます。下図のグラフは同期間において実施されたVXXの3回のスプリットを調整したものです。

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そのようなVXXの数値的漸減をもたらしているカラクリは下表の数値の配列に隠されています。

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例えば、上表の”14.95”と”16.10”の2つの数値の差を百分率で表すと 7.14%です。それら2つの数値の期間をちょうど1か月と仮定すると年換算で85.68%になります。これがVXXの数値を減少されます。もちろん、マトリックス表の数値は一定ではありません。

一方で、VIX指数が時に大きく増加することがあります。そして、それは同時にVXXの数値を押し上げます。

VXXの数値の変化はVIX指数とマトリックス表の数値の綱引きによって決まります。そして、長期スパンにおいてVIX指数の力よりもマトリックス表の数値群のほうが強いことが証明されています。

私たちが実践している「数のオペレーション」は“相場”ではありません。
VIX指数を指標として扱い参考にはしてもそれに振り回されないことです。

VIX指数の変化だけを株価変動を見るような目で見れば“リーマンショック”のような大きな出来事があったらどうしようと緊張していなければなりません。

VIX指数よりもマトリックスの数値群と
VXX/VXZ/VIXY/VIXM/VIIX/UVXY/TVIXの数値を使いこなすことです。
これらの数値は利益をもたらすように作られています。
それぞれの数値がどこに向かうのか構造的に初めから決まっています。
数値の変化の逆行は一時的な現象です。
私が「数の組合せ」の利用を勧めるのは長期スパンの中の一時的な現象に過ぎない数値の逆行に対処するための知恵です。

SPXS/SQQQ/SDOW/SRTY/TZAについても同じです。
特定の株価指数の動きに惑わされないことです。
SPYを指標として利用するために同インストルメントの数値を表に加えていましたが、慣れたところで、SPYを外しSPXS/SQQQ/SDOW/SRTY/TZAだけを見てみましょう。それらのインストルメントの数値の変化の長期的な流れは予めわかっています。長期スパンの中の一時的な現象に過ぎない数値の逆行に対処するにはそれらの数値の組合せを扱った方がいいでしょう。あるいは、SPXS/SQQQ/SDOW/SRTY/TZAの数値群をVXX/VXZ/VIXY/VIXM/VIIX/UVXY/TVIXの数値群と組合せることも可能です。
さらに、FAZ/SOXS/TECS/DRVなどの数値も同様の扱いが可能です。

「数のオペレーション」に徹するとS&P500(SPY)やVIX指数といった米国の相場(マーケット)を代表するシンボルはむしろ妨げになります。VIX指数については、マトリックスの構成要素であるVIXFの数値がVIX指数に収束するように設計されているので見る必要がありますが、S&P500(SPY)はもはや見る必要がないでしょう。(”SPY-/—“は数値の扱いに慣れたところで解消して結構です。別途説明します。)

時間が許す限り多くの数値を観察しすべてを使えるように目標を定めてください。
それぞれの数値の性質や特徴を知り、数に馴染み、数を好きになること・・・これが成功の秘訣です。

“相場”と切り離して数と戯れるように取り組んでみましょう。
儲けようと頑張る必要はありません。数が勝手に利益を運んでくれます。私たちが扱っている“数”はそのような構造と性質を持っているのです。

表を掲載しました。