no122316

発行日:2016年12月22日

<NOTICE>

2016年も終わりに近づいてきました。
年末年始の予定は以下の通りです:

今週号OCFCレポート(no122316)が今年(2016年)最後のレポートになります。
年内のOCFC通信は12月28日(水)まで配信します。

来年(2017年)は1月4日(水)よりOCFC通信を配信し、2017年第1号OCFCレポート(no010617)を1月6日(実際には1月5日夜配信予定)に配信します。

<WEEKLY MESSAGE>

「数のオペレーション」は私が長年実践し取り組んできた私自身の経験及び体験・実績を基に築き上げた体系を会員の皆さんに伝え指導するために便宜上用いた言葉でした。それによって”投資”でも”トレード”でもないマネーに関わる新しい分野を伝えようとしました。

私たちが取り組む実践(行為)を”投資”や”トレード”という言葉で表現したくなかったので”オペレーション”という言葉を用いたました。”オペレーション”(英語では”Operation”)は主に運用・運行・作業・操作といった意味です。演算、作戦、手術といった意味もあります。また、IT用語としては、人間がシステムを操作して演算処理を行わせる作業全般、あるいは、企業などにおいてシステムやサービスを安定的に利用可能な状態に保つ職務などを指す場合が多いようです。さらに、経営、営業、運営といった意味もあります。

上述のように”オペレーション”は広い概念で、実際のところ、私たちが取り組んでいる「数のオペレーション」は幅が広くかつ底深いもので、一生涯をかけて取り組むだけの価値があります。それを私たちの生活に役立たせることができます。会社を経営されている経営者や事業を営む個人事業主の方はそれを事業に役立たせることができます。

12/21に配信した<OPERATIONAL MESSAGE>([Number Operation]で述べましたように「数のオペレーション」を「ナンオペ」(=「ナンバーオペレーション」=”Number Operation”)と呼ぶことにしました。数のゲームとして世界中に普及している「ナンプレ」(=”Number Place”)をもじったものですが、私は遊びのつもりで「ナンオペ」という言葉を使い始めたのではありません。「数のオペレーション」は誰でも実行し成果をあげることができます。数に馴染み数を好きになることが成功への近道です。
さらに、根気強く長く継続して取り組むことが大事です。私たちが扱う数値には連続性や循環性があるからです。そのためにも、楽しんで取り組んでほしいと考えました。”ゲーム”というと誤解を招く恐れがありますが、皆さんにはもはやゲームの意味を改めて説明する必要はないでしょう。ゲームのルールも目的も異なりますが「ナンプレ」のように、”ゲーム”のイメージを持って楽しんで「ナンオペ」に取り組んでほしいと私は願っています。

ここで、「ナンオペ」に至った経緯を私の立場において振り返ってみたいと思います。

レポートや通信の内容を完全に「数のオペレーション」に絞ったのは今年10月からです。レポートの内容において「数のオペレーション」に大きく舵を切ったのは今年9月です。その時点において私の中で「数のオペレーション」や「新型オプション」と私が呼ぶ数学的概念(思考)によって人工的に作られたインストルメントについて私なりの理論的体系が完成しました。私が理論体系を整理するのに思いの外時間がかかり9月に入ってしまいました。

私自身はVIXOを2007年から取り組み始め2009年にVXXが開発されたのを機に現在私がそう呼ぶ「新型オプション」に長年取り組んできました。私自身が実践者としてそのような数値を対象にしたオペレーションを実行している限り他人への説明は(会計や税務に関わる者への説明を除いて)必要ありませんでした。しかし、第三者に責任をもって説明し実践指導するには理論体系が必要でした。例えば、私が今では普通に「新型オプション」と呼んでいるものについて、たとえ他の金融やオプションの専門家に「なぜそれがオプションなのか。」と問われても自信を持って説明出来るだけの理論を用意しておく必要がありました。数学や物理学などの自然科学的側面からの説明も用意しておきたいと思いました。

”さらに、マネーとは何か、「物理的空間」としての”現実”と「情報空間」としての仮想現実”についての説明、銀行や金融の歴史と今日のマネーなどを含めて「数のオペレーション」を一般の人たちに紹介し説明するには様々な観点からの考察と理論が必要だったのです。

そのような理論的体系が私なりにまとまったのが今年9月です。しかし、9月いっぱいまでは”P-1″などの上場株式オプションの実践者の方々のために株式オプションのボラティリティランキングをレポートに掲載していました。しかし、それも10月から掲載をやめ「数のオペレーション」に100%ギアチェンジしました。

ギアチェンジはそれだけでは十分ではありませんでした。
扱う数値をVIXF及び数学的概念に基づいてそれから加工して作られた数値に絞りSPXS/TZA/FAZなどの数値を外しました。
また、11月〜12月にかけて数値を縦に並べた時系列型の表の掲載をやめ、マトリックスだけを掲載しマトリックス1〜3のつながりとそれらのマトリックスに含まれた数値を使いこなすべく舵を切りました。

そうして「数のオペレーション」を「ナンオペ」と呼んで「数学的ゲーム」(「ナンプレ」が単に「数のゲーム」なら「ナンオペ」はより高尚な「数学的ゲーム」と呼んでみてはいかがでしょうか。)の極意を皆さんとともに深く追求・追究していきたいと考えています。

もうすこし過去を遡って私がここに至るまで皆さんを導いてきた背景をお話しします。
オプションの専門家である私が一般の人たちにオプションの実践を指導するにあたっていつでも大きな壁となっていたのがオプションの理論や仕組みについてどのように説明すべきかということでした。一方、オプションを基礎から初めて学ぶ方にとってもオプションの理論や仕組みの学習に相当な時間と労力を費やさなければならないという意味で実践に入る前に超えなければならない大きな壁がありました。オプションを基礎から初めて学び始めた方の中にはその壁のために途中で諦めてしまった人もいました。

私は自身の経験・体験及び実績から言っても、オプションの持つ数値構造や仕組みは一般の人たちにとっても無視するにはあまりにも魅力的すぎると強く感じていたので、金融の専門家でない多くの人たちが利用出来る道を開きたいと考え株式オプションについてキャッシュフローに着目した会計学的アプローチを紹介し指導しました。そして、”P-1″(株式オプションのプットを売る手法)に代表されるオペレーションを会計学とともに紹介しました。ボラティリティの非常に高い銘柄のプットを売ることで取得するキャッシュの量はそのようなオペレーションに使用する投下資本に比べて比率が非常に高く魅力的でした。事実、年末には税の心配をし相談される会員の方々が続出するほど”P-1″の成功者が出ました。

“P-1″は単純ながら高収益を生むので魅力的ではあるものの、なお、私にとっては最終的にたどり着きたい分野ではありませんでした。それは、いわゆる”トランジット”(経由地)でした。

私は向かいたい場所に進むために(皆さんを私が向かいたい場所に誘導するために)、「オペレーションA」と「オペレーションB」に分けてそれぞれのオペレーションを紹介し解説しながら前に進むことにしました。そうして、徐々に「オペレーションA」の比重を増やしていきました。

「オプションB」のオペレーションの例を省いた後も、”P-1″をなお実践されている方のために株式オプションのボラティリティランキング表を掲載していました。その間、「新型オプション」の導入の準備に取り組んでいました。「新型オプション」という言葉を紹介するために、「ゼロコール」という言葉や概念を紹介しました。オプションの知識のある人ほど制度上及び仕組み上”株式”を形をしたインストルメントをオプションとして扱うように指導するには上場オプションとの対比において説明した方がいいだろうと判断してのことのでした。ストライクプライスをゼロとしてVXXを見るとどうなるか・・・そうやって、VXXやVXZなどVIXFの数値から数学的概念に基づいて造られた形式上”株式”と同じ仕組みを持つインストルメントをオプションとみなすようにしました。同時にデリバティブの本質的概念について説明を加えました。

最近の指導経験からあるいは比較的最近入会された方との対話から「新型オプション」はむしろオプションの知識を全く持たない人の方が受け入れ易いと感じられるようになり私は自信を深めました。

こうして「ナンオペ」に至りました。

現在私たちが立つ位置が私がずっと思い描いていた場所(分野)です。
これは私のオプション専門家・実践者としてのキャリアの集大成です。
しかし、ここで終わりではありません。むしろ始まりです。
「ナンオペ」はさらに深くかつ広いです。

「オペレーションA」として紹介し解説していた時から「数のオペレーション」を実践されていた方は今年相当な実績を積まれたことでしょう。
また、最近始めれた方も十分満足いく実績を上げられたと思います。同時に「ナンオペ」の魅力を感じられたと思います。

「ナンオペ」はオプションの知識を持たない方も含めて誰でも「上場オプション」を学習することなく始められます。一方、「上場オプション」の知識がある方はその知識が役に立ちます。「上場オプション」について学んだことは無駄になりません。

ここまで一緒についてこられた会員の皆さんに心から感謝いたします。
私が「ナンオペ」として自身の経験・体験を体系化して紹介できるところまでたどり着けたのは皆さんが一緒についてきてくださったおかげです。

当クラブが完全に「数のオペレーション」(ナンオペ)にギアチェンジしたのが10月です。完全なギアチェンジを図ってからまだほんの2か月が経過したにすぎません。この2か月の間私たちは大きな幸運に恵まれました。私たちの扱う数値の変化が順調すぎるほどフェーバーな(=望ましい)方向に進みました。しかし、その幸運は”偶然”ではありません。私たちの扱う数値の構造がもたらしたものです。

来年に向けて、さらに、深く掘り下げかつ幅を広げて「ナンオペ」の高い技能が身につけられるように進んでいきたいと思います。