Play with numbers: algebra
これまで「数のオペレーション」という言葉を用いて様々なことを述べてきました。
“相場”(マーケットの変動、株価変動)を完全に切り離してください。
VIX指数は、実のところ、米国株式マーケットを代表する株価指数S&P500と関係があります。しかしながら、S&P500についても忘れて結構です。いや、意識の外のおいてください。VIX指数についてはS&P500とは関係のない、私たちがオペレーション上扱う数値の一つだと見なします。
私が今までよく受けた典型的な質問のひとつは“リーマンショック”が再現したらどうなるのか・・というものです。2008 年9月に発生したVIX指数の異常な“スパイク”(垂直的な数値の増加)を見れば誰もがそのような不安を抱えるでしょう。それは、第一義的に“相場”を意識するからです。それはノイズ的な(統計の基準から外れた異常な)数値の瞬間的変化ではあります。しかし、“相場”を意識することなく“数”を扱うという姿勢と態度で臨めば対処法は多く存在します。
上述のトピックについては今後も取り上げて述べます。
「数のオペレーション」の話に戻ります。
あまりに難しく考えないでください。
現在の日本はゼロ金利→マイナス金利の時代に突入し銀行預金によって収入を得ることはほとんど不可能です。しかし、金利が高かった時代(かつては日本の国債の利回りが年利8%を超えていた時代もありました。郵貯の定期貯金が年利8%の時代もあったのです。)おカネを預けるだけで十分な収入を稼ぐことができました。「預金」も一つの仕組みであり、数の原理です。そして
私たちが実践している「数のオペレーション」も基本は同じです。「預金」と同じように考えるのは乱暴に聞こえるかもしれませんが、骨格の部分は同じです。私たちはお金を預けると収入を得ることのできる預金の仕組みのような数の構造を扱っているのです。
少々複雑な部分は、私が“オペレーション”で扱っている数値が多いということ、それぞれの数値が日々変化するということです。さらに、実際の“オペレーション”では数の組合せなど複雑性を帯びています。
しかし、繰り返しますが、難しく考えないでください。
複雑性は単純性の組合せに過ぎません。複雑になら見あったものをひとつひとつ解いていくとすべて単純なものから成り立っていることに気づくはずです。
「数のオペレーション」については小学校で習う算数をもう一度習い深く追究するつもりで取り組んでみましょう。小学生の習う算数を今更いい大人が・・などとバカにすることなかれ!算数は非常に深いです。高校で習う数学の問題の中には算数の知識で解けるものが多くあります。(実際には、私たちは負の数を扱います。負の数は日本では中学校で習う数学の教科書に出てきますが、基本的には小学校で習う算数の知識で十分です。)
オプションは「ブラック-ショールズ・モデル」と呼ばれるオプション理論価格算出の公式に代表される一般の人たちにとってかなり複雑な理論を持っています。それゆえに、オプションには知的な人たちを惹きつける魅力があるようです。
しかし、オプションは本質的には“オプションは「ブラック-ショールズ・モデル」と呼ばれるオプション理論価格算出の公式に代表される一般の人たちにとってかなり複雑な理論”よりずっと単純です。単純ながらずっと奥が深いのです。
株式の形をしたVXXやSPXSがなぜオプションなのか、あるいは長期金利を扱う数値のシンボル(インストルメント)であるTMVが株式の形をしながらなぜオプションなのか・・「ブラック-ショールズ・モデル」より背景はずっと深いのです。それは、“算数”の方が“数学”より深いことを示唆しています。
時々振り返って原点を見つめてほしいと思います。
そうすることで取り組むモチベーション(意欲)を維持してください。継続して根気よく取り組むことで私たちは誰でも最終的に大きな果実を手にすることができます。私たちの“オペレーション”はCASH(キャッシュ)を作る→増やす→“利益”→CASHの増加→・・・の繰り返しです。
CASHを「数値」や「価値」に置き換えてみましょう。
“利益“については別の機会にお話しします。
「原点」とは「“マネー”とは何か。」ということです。
当クラブの出発点はそこにあります。
「“マネー”とは何か。」は「“数”とは何か。」ということにつながります。
「“マネー”とは何か。」、「“数”とは何か。」という大きなテーマを意識しながら“オペレーション”に取り組んでください。そして、“数”と戯れるつもりで楽しんでほしいと思います。
表を掲載しました。