unlimited profits for Zero-Call Minus Oprations
「新しい概念のオプション」として「ゼロコールのマイナスオペレーション」(一般の株式売買における“売り”と区別するために“マイナスオペレーション”と私は呼んでいます。)と株式のショート(空売り)の違いついては以前お話ししました。
以下に述べることについて、形式上かつ制度上「ゼロコールのマイナスオペレーション」と株式のショート(空売り)は同じような操作を行ってブローカーに発注するので操作上は同じだと考えて差し支えありません。
「ゼロコールのマイナスオペレーション」(=株式のショート)については、利益は限定されているが損失は限定されていないという思い込みがあると思います。
例えば、VXXの「ゼロコールのマイナスオペレーション」(株式のショート)を1ユニット(株)あたり40ドルで100ユニット(株)実行したとします。この場合、利益は最大4,000ドルで、損失は理論的にはその10倍もあり得る。・・・・本当にそうでしょうか。
一般的な“常識”に逆らって、「ゼロコールのマイナスオペレーション」(=株式のショート)は株式の買いと同じように「利益無限大・損失限定」であることの説明をしたいと思います。
「ゼロコールのマイナスオペレーション」(株式のショート)を実行する場合にはブローカーに担保(マージン)を預託します。担保の最低額は米国では取引額の50%と定められています。上記例のオペレーションを実行すると最低2000ドルの担保を預託しなければなりません。
上記例のオペレーションにおいて取引額全額(4000ドル)を預託したとします。VXXの数値(=”株価”)が上昇するとブローカーは預託金を追加するように要求する場合があります。例えば、VXXが40ドルから80ドルに上昇したとします。この場合、評価損(unrealized loss)は4000ドルとなります。このなる前に、ブローカーは担保の追加を要求します。その要求に応じない場合、ブローカーは強制的に決済します。これによって無限大の損失は免れる仕組みになっています。ただし、限度なく資金をつぎ込む場合に際限なく損失が膨らむことになるでしょう。・・・もちろん、これを防ぐ手段はいろいろと考えられます。私は単体の「ゼロコールマイナスオペレーション」よりむしろ、マイナスとプラスのオペレーションの組み合わせを勧めます。
次に、「ゼロコールのマイナスオペレーション」(株式のショート)によって得る利益は100%に限定されるわけではありません。それは事実上無限大です。
上記例をもとにお話しします。
VXXの「ゼロコールのマイナスオペレーション」(株式のショート)を1ユニット(株)あたり40ドルで100ユニット(株)実行したとします。
VXXの数値が20ドルに下がったとします。
それは2000ドルの利益が出ていることを示しています。
当初のエクイティ(持分)が4000ドルなら6000ドルに増えます。
この増えた2000ドルの持分を利用してさらにVXXの「ゼロコールのマイナスオペレーション」(株式のショート)を増やすことができます。
さらに、10ドルになった場合・・・・同様のオペレーションを実行できます。
VXXは逓減数値で、一定の水準以下になるとリバーススプリットが実施されます。
もうこの原理が理解されたと思います。
表を掲載しました。