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発行日:2016年08月18日

<WEEKLY MESSAGE>

日々配信しているメッセージはすでに一度は読まれていると思いますが、レビューを兼ねて<Commentary on Operational Messages>の下線部に注意を払ってもう一度お読みください。それらの箇所に簡単な解説を加えました。

<Commentary on Operational Messages>はオペレーションを実際に行う上で理解の助けになるはずです。

オペレーション上最も重要なことは数を操作することです。
数は単独では意味をなしません。

数の有機的構造について簡単に述べます。
説明をさせていただく私の立場からすると、”オペレーション”に絡んで、数の有機的構造を説明するのに最適なのはVIXF(VIXフューチャーズ)からなるタームストラクチャー(ボラティリティの数値の期間構造)です。その構造は生き物のように日々形を変えその形状には一定の規則性が認められます。そして、VIXFのそれぞれの数値はVIXI(指数)にコンバージ(収束)するように設計されています。

VIXI とVIXFの数値の関係から数学的算出によって造られたのがVXX/VXZ/VIXY/VIXM/UVXYといった数値です。それらのシンボルは数値の種類と理解すべきです。それらひとまとめにしてETFと呼ぶべきではありません。ETFという金融用語は忘れるべきです。本質を見失う恐れがあるからです。株式と同じ仕組みとして設計されていますが、VXX/VXZ/VIXY/VIXM/UVXYの本質は人工的に作られた数値であり、それらの数値は上記のタームストラクチャーを構成する数値とボラティリティ指数と有機的に繋がっているということです。

VIX指数はS&P500オプションのボラティリティをベースにした指数です。つまり、それはS&P500オプションの要素の一つということになります。したがって、VXX/VXZ/VIXY/VIXM/UVXYはS&P500とも有機的に繋がっています。

SPYはS&P500に連動しているETFです。SPYについてはETFと理解していいのですが、私はSPYについても単なる数値として扱っています。上記のシンボルの数値(VXX/VXZ/VIXY/VIXM/UVXY)有機的に繋がっているのでその方が都合がいいのです。

さらに、SPXSはS&P500の逆連動に加えてボラティリティにレバレッジを効かせて人工的に作り上げた数値です。TZAやFAZはSPXSの仲間的な数値で設計上は類似しています。TNAやFASはそれぞれS&P500の仲間的数値でボラティリティにレバレッジを効かせて人工的に作り上げた数値です。

SVXYはVXXの変化率を逆方向にして人工的に作り上げた数値です。

ここでVIXF(フューチャーズ)及びVIXFの異なる限月の各数値から構成される構造(タームストラクチャー)の話に戻ります。

私はVIXFの異なる限月の各数値を原子のようにイメージして扱っています。
原子は物質を構成する基本単位です。
「物理学は人間の恣意的な解釈に依らない普遍的な法則があると考え、自然界の現象とその性質を、物質とその間に働く相互作用によって理解すること(力学的理解)、および物質をより基本的な要素に還元して理解すること(原子論的理解)を目的とします。」と述べました。

上述の数値の有機的構造やつながりは原子論的理解に基づいています。

VIXF(VIXフューチャーズ)はオペレーションの対象外です。
一方、私はVIXO(VIXオプション)を利用したオペレーションについていくつか紹介しましました。

余談ながら、私が海外での起業の準備段階の一時期VIXOだけで生計を立ていたことをお話ししましたが当時はVIXFの数値をベースに作られたVXX/VIXZ/VIXY/VIXM/UVXYもSPXS/TZA/FAZもあるいはSVXYも存在していませんでした。

VIXO(VIXオプション)を利用したオペレーションについていくつか紹介したのは、ある意味、学習のプロセスの一環です。上述の過去の例(私の個人的経験)に倣って我も我もとVIXOに前のめりに(積極的に)なる必要はありません。VIXOは指数オプションなので仕組み上、好むと好まざるとにかかわらずキャピタルゲイン狙いのオペレーションになってしまいます。それを心に留めておいてください。私たちのメインの仕事は数値からマネーを製造することです。それはキャッシュフロー(インカム)を主体としたオペレーションです。

VIXOについて、それを扱ったオペレーションの経験を通じてVIXFからなる数値的構造(タームストラクチャー)を体で感じられれば十分です。

今後はVIXFの数値的構造とその変化を指標的に扱い、それをVXX/VXZ/VIXY/VIXM/UVXY/SPXS/TZA/FAZ/SPY/SVXY/TNA/FASの数値とそれの有機的関連性を利用したオペレーションに生かすといいでしょう。
「ゼロコール」はVIXOよりずっと柔軟性に富んでいます。

時々会計学をおさらいしてください。私たちに儲けをもたらすのは会計学の概念です。

FXA/FXB/FXC/FXE/FXF/FXS/FXY/UUPといった通貨に関連する数値を扱うことにしました。誤解してほしくないのですが、これは俗に言う”FXトレード”の類のものではありません。私は”ファイナンス”(=finance=資金調達)として利用しています。FXA/FXB/FXC/FXE/FXF/FXS/FXYについてはそれらを売ることでドル資金を調達できます。仕組み上調達した資金の半分はマージンとして拘束されますが、半分は使えます。
UUPだけは他の仲間から外れています。UUPはドル価値の低下を軽減したい時に利用することがあります。FXB とUUPの「ゼロコール」の”マイナスオペレーション”の組み合わせの例を紹介しました。それは”FXトレード”の類のものでもスペキュレーションでもありません。

農産物関連の数値(SOYB/CORN/WEAT/JO)を紹介しました。
これには多分に私の趣向が加わっています。
紹介程度にとどめておきたいと思います。
農産物関連の数値は自然(ネイチャー=nature)と深い関係があるので、ボラティリティが比較的安定し長期にわたって数値変変化の循環性が認められます。また、SOYB/CORN/WEATに関してはそれらの数値が有機的に繋がっています。

JOは例外です。JOも農産物関連の数値ですが、SOYB/CORN/WEATとは性質が違います。
JOはコーヒーと関係があります。

農産物関連の数値は私の趣味・趣向が加わっていますので、外して結構です。
FX関連の数値は数の有機的構造を学習するのに役立つでしょう。

数字ばかり並んでいるのを見るとうんざりだと感じられるかもしれません。
「数のパズル」を解くようなつもりで楽しんで取り組んでいただきたいと思います。
「継続は力なり。」とはよくぞ言ったものです。継続して取り組んでいると様々なものが見えてくるでしょう。数のすごい力、思考・概念のすごい力が感じられれば次第に技能が向上し力がついてくるはずです。

“P-1″については、ボラティリティランキング表を基に幾つかの例を紹介しました。
ボラティリティランキングも日々の入れ替わりを観察していると面白く感じられます。