Volatility is the name of the game…..

発行日:2016年06月27日

先週後半はBrexit(英国のEUからの離脱)にマーケットが翻弄される展開でした。
結局、英国は国民投票によって離脱を決定することになりました。

確かに、Brexitはボラティリティに影響を与えますが、私たちの“事業”はそのような政治経済に関する材料を基に行っているわけではありません。

しかし、この話題については大々的に報道され多くの方々にとって大きな関心事であろうと思われますので、簡単に触れたいと思います。

Brexit(実際に英国がEUから離脱するのは2年後と言われています。これから2年間に英国はEUと離脱に関する条件交渉をする予定になっています。)はより直接的に英国と欧州に決して小さくない経済的影響をもたらすのと考えられるので英国ポインドが売られ約30年ぶりの低い水準に達したようです。日本では円高がクローズアップされ日本の株式マーケットの急落とともに円高がクローズアップされましたが、実は英国ポンドー米ドルで見るとドル高でもあるのです。為替は相対的です。

ここで私の考えを2つ述べたいと思います。
私は通貨や外国為替について空気のような存在だとイメージしています。
私たちの事業は“数”から米ドルというキャッシュを製造することです。米ドルで評価された数値を相手にしています。そのようなドルベースの(ドルで評価された、あるいはドルに置き換えられた)数値を日本円ベースの数値に置き換えることができます。それによる数学的計算上の差異が会計上為替差損益として評価されるのですが、私は気に留めません。米ドルから見て円高になろうが、円安になろうが、私たちの作るキャッシュはドルのマネーとしての数値に変わりはないのです。

米ドルと日本円の2つの通貨を持って日本と米国の間を行き来すると実感できると思います。為替は空気のような存在です。円高とは、日本円の通貨を持っていれば米国(ドル経済圏)でよりたくさんモノやサービスが買えます。反対に、ドル高であれば、米ドルの通貨を持っていれば日本(日本円経済圏)でよりたくさんモノやサービスが買えます。現在は円高と言われていますが、英国ポンドに対してはドル高なのですから、ドルの通貨を持って英国に行けば英国でより多くのモノやサービスが買えるということです。

もう一つはBrexitが決定した先週金曜日のボラティリティについてです。
英国国民投票の開票結果が出る先週金曜日にBrexit が決定的になったらブラックフライデー(暗黒の金曜日)になると言われていました。1987年10月のブラックマンデー(暗黒の月曜日)や2008年9月のリーマンショック(米投資銀行リーマンブラザーズの倒産に端を発した金融危機)を目の当たりに見て経験している私はこれがブラックフライデーかと思うほどに緊迫感を覚えませんでした。ボラティリティ100%から200%の「オペレーションB」対象銘柄の方がよほど凄まじいと感じています。

以上、Brexitに絡む話を紹介しましたが、私たちの“事業”はそのような政治経済を材料視しません。淡々と日々変化する数値を扱い、それを加工しマネーを製造するだけです。
参考までに述べると、私は米国株式マーケットの状況を見るのにもはやS&P500(米株価指数)を見ることはほとんどありません。その代わりに私が見ているのはSPXSとVIX(ボラティリティ指数)です。人間の感覚というのは面白い感じています。S&P500の代わりにSPXSを見て見ましょう。株式マーケットが急落しているとマーケット関係者が騒いでいる時にそのような雑音に対して耳を閉じてSPXSの数値の変化を見ます。すると、不思議な感覚を覚えます。この不思議な“感覚”については別の機会にお話しします。

表にSPXS/TZA/FAZを加えました。VXX/VXZ/VIXY/VIXM/UVXYに加えてそれらを今後「オペレーションA」対象銘柄として扱っていきます。

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