theory and practice

発行日:2016年06月21日

「理論」(theory)と「実践」(practice)という言葉を耳にされたことがあると思います。
それらについて述べます。私たちが取り組んでいる“事業”には理論的背景があります。実践には理論についての深い理解が求められます。それら2つを切り離すことができません。

「実践」とは「実際の情況のもとでそれを行うこと。」を意味します。私たちにとってはオプションを利用する「オペレーション」がそれです。

一方、「理論」とは「個々ばらばらの事柄を法則的・統一的に説明するため、また認識を発展させるために、筋道をつけて組み立てたもの。」を意味します。うまく実践を遂行し、私たちは“事業”を発展させるにはその背景にある「理論」を深く理解する必要があります。

私は皆さんに日々のCORRESPONDENCEを通じて様々なメッセージを伝えていますが、それはレポートに掲げたオペレーションの参考例と同じくらい重要です。

私の表現の稚拙さもあってよく勘違いや誤解をされるのですが、私は哲学(philosophy)を述べているのではないのです。哲学とは「人生・世界、事物の根源のあり方・原理を、理性によって求めようとする学問。また“経験からつくりあげた人生観。」を意味します。

私が皆さんに紹介してきた、また、今後引き続き紹介するオペレーションは私の経験と実証に基づいていますが、“経験からつくりあげた人生観“などでは決してないのです。私は科学的なアプローチをとっています。数学や物理学の自然科学の話に触れたのはそのためです。さらに、歴史に基づく実証科学に基づいています。銀行の歴史や金融の成り立ちに関する話に触れたのはそのためです。

オプションの理論的背景というと多くの人たちはブラック-ショールズ・モデルに代表されるオプション理論価格算出の公式を思い浮かべるでしょう。私たちの事業にとってはそれの重要度は極めて低いのです。それよりも「マネーとは何か」の答えを求めて数学や物理学の自然科学や歴史に基づく実証科学のアプローチの方がずっと重要な意味を持っています。

以上は興味本位の学術的な話では決してありません。
実践上、つまり、“実際の情況のもとでオペレーションを実行する”上で知らなければならない理論的背景なのです。

上述の理論的背景を深く理解することなしに実践すると、
例えば、”VXX15C-1 @2.10/VXX15P-1 @1.90”のオペレーションを実行した後に、VXXの”UAV”(=”株価“)の水準が20ポイントを超えるような大きな動きがあった時にどうしたらいいのでしょう?といって悩むことになります。

それは「マネーとは何か」という理論的背景と関係があるのです。