imaginary number and reality

発行日:2016年05月11日

「オペレーションA」や「オペレーションB」についてより実戦的で技術的な話に進んでいく前に、皆さんに“数”と“現実”についてより強い興味を持って“事業”に取り組んでいただきたいので以下のお話を紹介したいと思います。

皆さんは「虚数」という言葉をご存知だと思います。日本の高校の数学で習う複素数の中に含まれる数です。「虚数」は英語では“imaginary number”と言います。「仮想の数」あるいは「実際には存在しない数」という意味で使われるようです。多分で学校では、「虚数は実存しない数」と習ったはずです。本当にそうでしょうか。「虚数」を「実存しない数」と考えると私たちの現実の世界において不都合なことが生じます。例えば、私たちの”現実“の世界において「実存する数」というなら自然数(プラスの数)までと考えられますが、実際には負(マイナス)の数を含めないと物事は成立しない状況が出現します。同様に、「虚数」を「平方(二乗)するとマイナスになる数」と定義するとそれを許容しないと成立しない状況や理論が出てきます。

以上のように考えると物事には裏と表がありそれらを合わせて初めて成立する世界や現実があるということになります。

ちょっと小難しい数学理論の話になりますが、数学の世界に「オイラーの公式」というのがあります。指数関数の指数を虚数にするという究極の数式なのですが、多分これが示唆しているのは「数学的に正しければ全てが正しい。」という極論だろうと思われます。興味深いことに、このような仮想現実の中でしか存在しえないような数式があったおかげで電子力学や量子力学が成立しえたのです。

以上の話によって私がお伝えしたいのは、“現実”は私たちが目で見て触って感じられる世界だけではないということです。“imaginary”な世界が実存しないということはないということです。
「”現実“は一つではない。」と言ったアインシュタインの言葉は正しいのです。そして、私たちの見えない”現実“の方がより大きくより大きな影響力を持っているのは想像に難くないと言えます。

私たちがオプション取引の“事業”を通じて面している現実はそのようなものです。

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