feb 2016 no4
<OCFCウィークリー通信>
私はこれまでOCFCについて「投資クラブ」や「トレードクラブ」の類のものではないと言い続けてきました。その会員である私たち(私も含めてです。)は、そのように意識しているかどうかに関係なく、“事業家”です。OCFCはその意味で「オプション事業クラブ」と呼ぶべき本質的な内容を含んでいます。
オプション取引の実践家である私たちにとって自分自身が“オプション事業”を営む“事業家”であることを意識することが大事で、これが成功のカギを握っています。私はオプション取引に取り組む上でのあるべき姿勢やモチベーションを促しているのではありません。“事業家”として取り組まないと箏の本質が見えないのです。私はことある毎にそしてくどいと感じられるほどに「本質」という言葉を使ってきました。金融の世界の表面は“本質でないもの”に覆われ、ほとんど人たちがそれに揺り動かされているからです。それに揺り動かされ続ければ成功から遠ざかってしまいます。
会社や店のオーナーで経営者、自営業者あるいは個人事業主でいらっしゃるなら、オプションの実践を事業として意識できるでしょう。資産家の方や一家の資産の運用を任せられた主婦の方も、オプションの実践を事業として意識してほしいと思います。さらに、会社にお勤めの方は、オプションの実践をもう一つの職業としてそして事業として取り組んでください。給与所得者であっても事業を営む経営者になれます。
OCFCが発足してまだ1年を経過したばかりです。この間、私は取引(“トレード”という言葉を意識して避けることにします。取引を事業における商取引(ビジネス)であると認識してください。)の技術的な箏については会計学(会計学も技術の一つです。例えば、キャッシュフローの管理は会計学の技術の一つです。)に簡単に触れる程度で、今日まで先延ばしにしてきました。
ロールオーバー(乗り換え)をどうするのかとか、どの限月を選択するのかとか、どの権利行使価格を選択するのかとか、あるいは、ポジションをどのようにまたどのタイミングで増やすのとか・・・等々、確かに実践上技術的な問題として無視できません。しかし、それらは私たちが取り組んでいる“事業”の全体像の本質的な部分と比べれば重要性はずっと低く、“事業”の全体像の本質的な部分が見えるようになると自然と取引そのものを操れるようになれます。なぜか。「“事業”の全体像の本質的な部分が見えるようになると」、“コインの裏側”が見えるからです。表現を変えると、マーケットで何が起きようとも、事の結末が見えるようになります。“事の結末”に合わせて取引を操れるのです。だから、その前に、取引の技術的なことに先走ると“コインの表側”に振り回されて私たちが向かうべき本来の道から逸脱してしまう恐れがあります。