more about two wheels
「2つの車輪」を動かすということについて述べました。
それらの間に共通しているのはボラティリティの概念であり、その数値が価値を生むという点です。
一方は米国を代表する株価指数S&P500に関係する数値及びその変化から生成された別の数値によって生まれた価値であり、もう一方はS&P500と直接関係のない、あるいは関係の薄い個別の銘柄に関係する数値及びその変化から生成された別の数値によって生まれた価値です。
私は両者を利用することをお勧めします。
個別銘柄に対してもボラティリティ指数が存在しタームストラクチャーを利用して指数オプションやそれから派生したETFのオプションを利用できるならいのですが、実際には、ボラティリティ指数とそれから派生したETFは株価指数を対象にしたものです。
それぞれに魅力があります。
個別銘柄のオプションの魅力はなんといっても株価指数では見られない非常に高い水準のボラティリティです。また、株価が低い銘柄を対象にするなら、限られた資金で新たにキャッシュを作り出すことができます。
一方、S&P500に関係のあるETFのオプションはVIX指数との関連性が強いというところに魅力があります。その魅力とは、少々複雑ながらも、強固な理論的背景があるということです。それを知っていることはある意味で特別な強みをもつことになります。第一に、「コインの裏側」に集中することで「コインの表側」で起きていることに揺さぶられなくなります。第二、事の結末が初めから見えている中で取引を実行できます。「箏の結末初めから見えている。」という表現は暗示的で意味深長ですが、これの本質的な意味が次第にわかってくると思います。
個別銘柄のオプションは無視するにはもったいないほどのボラティリティとそれから生み出される大きな価値を提供しています。
上記両者の大きな違いは、一方が強固な理論的背景に支えられているのに対しもう一方は経験則や統計に基づいているということです。