making money out of numbers

発行日:2016年02月02日

数について述べます。
私たちの仕事は株式オプションマーケットの存在する数を利用して価値を生み出すことです。
これは数から新しい数を作る作業です。
キャッシュフローなどの会計上のマネーの流れも数で表されます。

以上から私たちは数に強くなる必要があります。
以下は拙著『数字の変化が映し出す投資の原則』からの引用です。
「よく株価が“上がった・下がった」と表現するが、これはマーケットの動きの一面を表現しているにすぎない。私はマーケットの動きを数字の変化としてとらえているので、株価が”上がった・下がった“ではなく、数字が”増えた・減った“と考える。そして、それらの数字をほかの数字と関連させるのだ。」

昨日までボラティリティの話をしていたので、突然株価の話に変わって混乱するかもしれません。
適当な表現を探している中で上述の箇所を見つけたので紹介しました。上記の引用において“株価”を“ボラティリティ”に置き換えてみましょう。ボラティリティについても同様のことがいえます。

ここでストラテジーについて述べます。
ストラテジーBとストラテジーAを分けていたのですが、ストラテジーAで本来扱うはずの指数オプションであるVIXオプションは株式オプションとしくみ上異なり、また、習得に時間を要することもなり、VIX指数と関連性のあるETFオプションをストラテジーBとして扱うことにしました。

そこで、ストラテジーBを細分化すると、同ストラテジーをさらに2つに分けることができます。
一つは、個別株オプション、もう一つはETFオプションです。

個別株オプションでは株価が低くボラティリティが非常に高い水準の銘柄のオプションを多く扱います。これについてはデフォルトリスクを考慮して一つの銘柄に対する投入資金の上限を決めて銘柄を分散する必要があります。

ETFオプションについてはデフォルトリスクを心配する必要はありません。ETFはファンドだからです。私たちの扱う主なETFオプションは人工的に作られた金融商品です。それこそ、数字で作った商品です。そのようなETFオプションには、VXX、SVXY、UVXY等があります。それらはVIX指数とVIXフューチャーズの各限月からなるタームストラクチャーが関係しており強固な理論的背景があります。

さらに、上記ETFに準じるものとしてTNA、FAS、SPLX、TZA、FAZ、SPXSがあります。これらはS&P500との関連性が強いのですが、レバレッジドETFであるためVXXやSVXYと類似の変化をみせます。同様に、理論的背景があってわかり易いといえます。

もう一つの種類のETFとして、原油・ガスに連動したETF、ゴールドや金鉱株セクターに連動したETFなどがあります。私はそれらの中でレバレッジドETFを好みます。ボラティリティが高いのでそれらから多くの収入を得ることができるからです。

個別株オプションの非常に高いボラティリティはない魅力的ですが、銘柄についてわかり易くデフォルトリスクを考慮せずに取り組めるのはETFオプションです。今後は、ETFオプションにこれまで以上に取り組んでいきたいと思います。

非常にボラティリティの高い個別株オプションについてはデフォルトリスクを気にせず取り組める取引スタイル(ストラテジー)があります。“CP+1/CP-1”がそうです。今後は可能な限り、このストラテジーの取引機会を探っていきたいと思います。それは個別銘柄のオプションボラティリティから純粋にキャッシュを作る方法です。

今後は数からキャッシュ(“マネー”)を作るということをさらに意識して取り組んでみましょう。