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発行日:2016年01月27日

オプション学ぶのに高等教育は必要ありません。
オプションは実践を通じて自然とおぼえることができます。
私がオプションを第三者に教えるとき、一定の手順を踏みながら実践の中で様々なことを伝えることにしています。

初めてオプション取引を経験される方には通常“P-1”からスタートしてもらいます。
それから“P-1/P+1”。”P-1/P+1”は必要ないかもしれませんが、“P-1”において株価の動きが気になる、リザーブ資金を抑える必要があると考えるなら、”P-1/P+1”は安心して実践できる取引スタイルです。この場合、“P-1”を保険の販売に喩えるなら、”P+1“は再保険になります。

さらに、”P-1”を”S+1/C-1”あるいは”(C+1/P-1)C-1”に変形した取引、その応用として“(C+1/P-1)/C-2”といった比重を変えた取引などの応用をおぼえると、オプションを操る技能を身に付けることができます。これまでも繰り返し述べてきましたように、私たちは相場変動の波に乗ってキャピタルゲインを稼ぐことを目的にした事業(”トレーディング“)を営んでいるのではありません。オプションという名のデリバティブのしくみや機能を利用して”キャッシュ“という形に変えた価値を生み出すことを目的にしています。

株価が低くボラティリティの高い銘柄は、株価変動を無視すれば、高いボラティリティが非常に大きな収入を生むことに気づくでしょう。その気になればキャッシュフロー(インフロー)によって資金を一夜にして手持ち資金2倍にする増やすことも可能です。もちろん、一息にそんなことはしませんが・・・。

そのような経験を通じて自然とボラティリティについての興味が沸くでしょう。
そこで、今度はボラティリティについて本格的に学んでみましょう。
個別銘柄にはボラティリティ指数やそれからの派生商品(オプションや先物)がないので理論的に掴みづらいといえます。そのために、VIX指数とそれに関連する金融商品からボラティリティのしくみやそれを利用してキャッシュを生み出すプロセスを実践を通じて修得してほしいと思います。

ボラティリティからキャッシュを生み出すプロセスは継続が成功のカギを握っています。個々の“トレード”によってキャピタルゲインを求めることを意図して実行されるなら止めたほうがいいということを初めにお伝えしておきます。一方、根気強く実践される方にとっては一生の財産になるでしょう。

個別株オプションの取引に専念されてきた方は、ここでちょっと立ち止まって、理論的背景に目を向けてみましょう。個別銘柄の株式オプションは理論的ではないというわけではないのですが、個別株オプションは指数と比べて理論を体系化するのが難しいのです。

理論的背景を知っていると自分自身の置かれた事業環境(“相場環境”ではなく“事業環境”を意識してください。)を客観的に把握し易いと思います。そして、その環境から収益を生むことができます。

<ストラテジーA>において毎回VIX指数及びそのタームストラクチャーの解説を加えています。
ここでVIX指数の“周辺”を見ていきたいと思います。
VIX指数はS&P500オプションのボラティリティを基にしたボラティリティ指数です。S&P500に連動するETFにSPYがあります。私はかつてSPYオプションを盛んに取引していたましたが、株価が150ドルを超えたあたりからあまり魅力を感じなくなり同オプションの取引は停止しました。それに代わって取引するようになったのが、FASやTN及びSPXLです。これらはボラティリティにレバレッジのかかったETFでレバレッジドETFと呼ばれます。また、S&P500に100%連動しているわけではありませんが、米国の主要株価指数と関連しているのでS&P500ともつながりがあります。ただし、レバレッジが利いているのでS&P500より変動率は数倍高いです。さらに、S&P500に逆連動するFAZやTZA及びSPXSも取引対象に加えるようになりました。

SVXYやVXXについては既に紹介し説明を加えました。
FAS、TZA及びSPLXはSVXYの仲間、FAZ、TZA及びSPXSはVXXの仲間として分類できます。

それらに共通しているのはVIXの“タームストラクチャー”です。
タームストラクチャーの形状には3つのパターンがあります。
そのため、私はFAS、TZA、SPLX及びSVXY、FAZ、TZA、SPXS及びVXXのすべての株価を「株式の値段」ではなく「ボラティリティ」として扱っています。事実、それらの株価は人口的に作られた数値なのです。

そこで、もう一度“ボラティリティ”の話に戻ります。
“ボラティリティ”そのものは取引することはできません。
“ボラティリティ”はオプションの付属品(付属要素)でしかないからです。
個別株のオプションでは“CP+1/CP-1”が純粋にボラティリティを取引するスタイルですが、実際に取引の対象としているのはオプションです。
VIX指数そのものは取引することができません。
VIX指数に関して実際に取引できるのはVIXオプションやVIXフューチャーズです。

上記のFAS、TNA、SPXL、SVXY、FAZ、TZA、SPXS、VXXは二次的商品ですが、株価を株式の値段ではなくボラティリティと見なすことで、ボラティリティそのものを取引するイメージをもつことができます。

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