VIX and Tail of Coin
私はかなり長い時間をかけて私たちの「“オプション”の事業的アプローチ」として“トレード”や“スペキュレーション”の道具として一般に知られているオプションとは異なる側面と実践法について述べてきました。そうして、「コインの表側」と「コインの裏側」の話を皆さんに紹介できるところまでたどり着きました。
VIX指数とVIXフューチャーズから構成される“タームストラクチャー”について毎回レポートで解説を加えることにしています。VIXオプションについては無理にされる必要はありません。タームストラクチャーの数の変化を観察して楽しんでください。パズルを解くような感じを楽しんでほしいのです。これも一種の“仮想的現実”です。
VIXに絡むタームストラクチャーについては毎回レポートで少しずつ掘り下げてお話します。
VIXを取引されなくても、これについての学習を通じて数が作る“小宇宙”を楽しみ、そして、数の変化に敏感になり数に対する感覚を養うことができます。それはストラテジーBの実践にも役に立つはずです。
仕事は楽しむものではないという人がいます。
私はそのような人に対して異を唱えるつもりはありません。
しかし、私は皆さんに「“オプション”の事業的アプローチ」においてこの仕事を楽しんでほしいのです。数にアレルギーを覚えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちの仕事はオプションマーケットの数を利用して“価値”を創出することです。数がそのような“価値”(“マネー”)を製造するための材料といえます。
数やその変化についての観察眼を養うにはVIXフューチャーズからなる“タームストラクチャー”の表に掲げられた数を観察するのはとても役に立ちます。これらの数はS&P500オプションのボラティリティと関連していますので、仮想現実に存在する数です。
レポートに掲げられた<ストラテジーA>の内容は当面“数”の学習として利用されるといいでしょう。
私たちの実践している“ストラテジー”の本質は“相場”にはありません。FRBが先週9年ぶりに利上げを実施したということが大きなトピックとして世界中を駆け巡りました。FRBについて私たちが知っておくべきことはそのような金融政策ではありません。彼らに与えられた権限そのものについて背景です。
特に、ストラテジーBの取引例として私がピックアップしている銘柄はそのようなマクロ的なニュースとは直接関係のないものがほとんどです。例えば、米国株式マーケット(平均株価)を代表するS&P500が急落しているときに我関せずと言わんばかりに上昇している銘柄もありますし、VIX指数がスパイクしているときに逆にボラティリティが急激に減少している銘柄もあります。ストラテジーBで扱っている銘柄のほとんどについてボラティリティが50%~100%超といった米国株式マーケットの平均像を代表するものからかけ離れているので当然といえば当然です。
ストラテジーAについても、その本質を“相場”に見ることはできません。
今後、ストラテジーAについては“タームストラクチャー”のパズルについて毎回話を進めていきたいと考えています。“相場”に惑わされることなくそれを数の変化を観察しそれを楽しんでほしいと思います。
<APPENDIX>を掲載しましたので引き続きログイン画面をご覧ください。