dec 2015 no2
<OCFCウィークリー通信>
今週は日々配信している通信を通じて“ストラテジー”の実践家である私たちが知らなければならない核心的なことを述べました。それは単なる理論や理屈ではなく取引を事業として継続して実践するために必要な内容です。
私がなぜこれまで執拗なほど繰り返し“相場”に弄ばれないように注意を促してきたか、そして、それが表面的な注意事項ではないということを再認識していただけたと思います。
「コインの表側」の罠に陥ってほしくないからです。
「コインの裏側」を意識してください。
金融には“カラクリ”があることを理解し認識する必要があります。
“カラクリ”には人を欺くことを目的にしたものとそうでない積極的なものがあります。私たちが利用するのは後者です。
日本語の「表」と「裏」という言葉については、ニュアンス的に「表」にポジティブな響きがあり、「裏」にはネガティブな響きがありますが、「コインの表側」と「コインの裏側」にはそのような意味合いは全くありません。「裏側」は単に「表側」に対する言葉にすぎません。また、「裏側」は一般に見えない、知られていないというニュアンスがあります。
私は金融を「コインの表側」と「コインの裏側」という言葉を用いて明確に区別しています。それらの本質的な意味の違いは以下に続く解説を読むと分かるでしょう。
皆さんなりに理解を整理してみてください。
先週<ストラテジーA>においてVIXオプションを取り上げした。今週も引き続きVIXオプションを取りあげています。今後もVIX指数オプションに掲げ解説を加えます。
<ストラテジーA>ではVIX指数、VIXオプション、VIXフューチャーズによって形成される構造を追究していきたいと考えています。また、それに直接的に関連しているVXX、SVXYも扱います。
VIXオプションは「コインの裏側」概念を理解しないと相場に振り回される恐れが大きいことから、これまで扱いませんでした。VIX指数そのものの変動が激しく「コインの表側」の世界に引きずり込まれる恐れを懸念していました。
しかし、「コインの裏側」の概念に絡み、VIX全般について知ることはストラテジーBの実践にも役に立つと考えるようになりました。そこで、これまで扱ってきたSPXS、TZA、FAZ、SPXL、TNA、FASは二義的に扱うこととし、VIXオプションについて掘り下げて毎回解説することにします。
なお、SPXS、TZA、FAZ、SPXL、TNA、FASのオプションを取引されている方はそれらの取引を継続してけっこうです。”SPXS/TZA/FAZ”はVXXの仲間として、また、“SPXL/TNA/FAS”はSVXYの仲間として見るといいでしょう。VXX及びSVXYはともにVIX指数とVIXフューチャーズをベースに作られたETFであることを思い出してください。