About “Money” in the financial world today
今週は“マネー”(おカネ)に纏(まつ)わる話を今日の金融に照らし合わせて歴史を交えて紹介したいと思います。これから述べることは単なる興味本位の学術的な論議ではありません。また、皆さんが現在実践していることの意味や意義をそこに見出すことができます。さらに、そのようなことを知ることによってーー既にご存知の方はそれを再認識することによってーー皆さんがかつて経験されたかもしれない“トレード”や“マネーゲーム”に引き戻されることなく皆さんそれぞれの目標に向かって進んでいけけると思います。 これから述べることは一言でいえば今日の金融の背景であり、「“マネー”とは何か。」につながっています。
私は一般の人たちがそうしているほど“おカネ”を重くみていません。むしろ、軽くみてきます。それは“おカネ”の存在がそれほど重くないということを示唆しています。誤解しないでほしいのですが、おカネが重要でないと言っているのではありません。“おカネ”は私たちが生活する上で、また、事業を営む上で非常に重要な役割を果たしています。私たちにとって“おカネ”は大事です。事実、私たちの実践している“ストラテジー”の目的は“おカネ”を作りそれを増やすことです。だから、“おカネ”の重要性を否定するのとは全く反対にそれを肯定しかつ強調しています。
矛盾するように聞こえるかもしれませんが、だからこそ必要以上にそれに固執しないことが大事なのです。それは今日的金融の世界における“マネー”の本質的な意味を知れば理解できるはずです。
長い話になるのでいくつかに分けて述べます。
金融に関する歴史の中で「“マネー”とは何か。」について考えるとき避けられないのは1971年の“ニクソンショック”として歴史上知られる米国の金本位制(”Gold Standard”)からの離脱です。このときからドルは完全に本物ではなくなったのです。そのとき以前にFRBには既に紙幣を印刷する権限が与えられていましたが、それによってその権限が強化されたといっていいでしょう。「紙幣を印刷する権限」に「いつでも自由に好きなだけできる権限」が加わったのです。
「FRBに与えられた「紙幣を印刷できる権限」をわれわれ一般人が持つことができるでしょうか。私たちが現在実践している“ストラテジー”はそれについての考えがベースにあります。私は“ストラテジー”をFRBのそのような権限になぞってみています。
そのような話をしてもピンと来ないかもしれません。
次回は以上についてさらに踏み込んでお話したいと思います。
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