broker’s system as the biggest impediment

発行日:2015年10月20日

OCFCストラテジーを実行する上で最も大事なことはどの銘柄のオプションをどのタイミングで取引するかといったことではありません。

最も大事なことは自分の手によってキャッシュフローを管理することです。これは取引によって得た“儲け”を自分で管理せよという意味です。そのためには自分の行った取引についての理解を徹底することが肝要です。表現を変えると、自分が何をやっているのか自分でしっかりと分かっているということが大事だということです。取引は自分で記録を取りキャッシュの流れを捉えておくことです。

前日のOCFC通信で以下のことを述べました。
「皆さんの行う取引の仲介をするブローカーのシステムはオプション取引を先物取引のように扱っています。つまり、一度行った取引は期日までに決済されることを前提にブローカーの管理システムが機能しているのです。それは皆さんの成功を阻む最大の阻害要因の一つです。そのような阻害要因に惑わされないようにするには原理についての理解を徹底し自分の手作業によってキャッシュフローを管理することです。」

ここにおいて私の伝えたいことはブローカーのシステムに惑わされるなということです。
ブローカーは顧客である皆さんの都合に合わせてシステムを作っているわけではないのです。彼らは皆さんをスペキュレーター(投機家、トレーダー)として扱っています。皆さんが個々のオプション取引を保険契約のように扱い個々の取引において契約を交わしたとして取引が終了したとしてもブローカーはそのように扱っていないのです。皆さんが権利行使(保険請求に相当)に備えてキャッシュ(リザーブ資金)を用意していてもブローカーは皆さんの意図に合わせているわけではありません。株式オプションは現物オプションですから、キャッシュの受け渡しがブローカーを通じて行われます。しかし、ブローカーシステムはオプション取引を先物取引のように扱っています。取引してすでに終了しているはずが、取引した価格の記録がシステムに残り、それと現在変動している価格との間で差額が自動計算されそれが評価されています。

そのような評価システム(unrealized profit & loss)は皆さんを翻弄させます。それを避けるために、自分の手でキャッシュフローを管理することです。そして、自分が何をやっているかしっかりと理解し目的を見失わないことです。